■ガヤドリナガミノツブタケ活動開始
[15:02 2016/05/29]
□Update...[Kinoko]更新

艦これイベントも一段落。文章原稿もほぼ終わり残るは表紙だけって感じ?
ようやく日常が戻ってきた、そんな感じがしないでもない今日この頃です。

休日も時間が取れるようになってきたのでチョコチョコ動いています。
そろそろ雨が増えてテングタケやイグチ、ベニタケが動き出す頃ですし。
ただまだ少し早いかな?この時期はウチの地域じゃキノコの端境期です。

しかし動かないのもアレなのでちょっと運動がてら例の場所を訪れました。
まずはツブノセミタケをチェック。うん、全然動く様子が有りませんね。
さっさと見切りを付けて例の定点観察地点へと向かいます。そう、ヤツ。



ガヤドリナガミノツブタケです。先週に子嚢殻形成開始を確認してました。
なので今回はじっくり観察してみようと思いルーペ持参で訪れたのです。
しかし肉眼で見てすぐに明らかに今までには無かった違和感が・・・。



子嚢殻出来てる!!!

宿主のノコメセダカヨトウから伸びたストローマに明らかに黄色い粒々が!
先週は出来始めで少しトゲトゲしてるだけでしたがこれは明らかに子嚢殻!



更に拡大してみるとストローマ表面に菌糸が張り出し、そこに子嚢殻が。
実はこの子実体、一度宿主ごと脱落し極度の乾燥に曝されたんですよね。
手の上でカサカサ言うほどに乾き切って、もう死に絶えたと思ってました。
しかし菌糸自体にかなりの耐乾燥性が有るようでちゃんと復活しました。
今から更に子嚢殻が多く、大きくなるので見応えも抜群になるでしょう。
しかしこの子嚢殻のでき方・・・トルビエラを連想しちゃいますね。



もう一つの木に貼り付いている宿主の方もしっかり子嚢殻が確認できます。
とても子嚢菌類が生育できるような環境ではないんですが、不思議です。
成熟するまでにあと1〜2週間かな?また皆さんをお招きしなければ・・・。

て事で。



擬人化しました。

クリックで少しだけ大きくなります。

Twitterには少し前に上げていましたが「蛾宿 長実」嬢です。まんまです。
羽織っているボロボロのマントはノコメセダカヨトウの翅の模様ですね。
髪型が何かスーパーサ○イヤ人みたいになりましたが、仕方が無い事です。

マルミアリタケも擬人化ページに載せたいんですが、今は更新停止中です。
増補改訂版が出るまではあまりあのページ弄りたくないんですごめんなさい。
キノコ写真図鑑は更新を続けます。ワリとマジで貯まっちゃってましたもんで。


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■冬虫夏草写真展
[20:31 2016/05/21]
□Update...[Kinoko]更新

艦これイベントも無事終了したのでやっとこさ原稿とサイト更新再開です。
今回は先日行った写真展オフのレポートを凄いざっくりご紹介します。

まぁ案の定、冬虫夏草OFFになっちゃったんですけどね。


□08:00

今回は早起きして静岡県のきのこ総合センターへと向かってました。
私やガガンボさんを虫草の道へと引きずりこ・・・導いたどろんこさん主催です。
今回はマジで主催です。どろんこさんの冬虫夏草写真展が開催中なのです。
行きたかったのですがお馴染みメンバーの予定を合わせて訪問となりました。

ガガンボさんが少し遅れながらも最寄り駅に来る予定なのでメールをします。
私が途中で車で拾って現地に向かうと言うスンポー。しかし驚きの返信が。

「寝過ごしました。」

おいィ?どうも新幹線で寝ちゃって降りる駅を過ぎちゃったみたいです。
これはいけない、今回の参加者に伝えなくては!これは緊急事態だ!

と言う事でTwitterでガガンボさんが寝過ごした旨を呟いておきました

親切ですね、私。

とまぁネタ混じりに書いてますが、この遅刻が奇跡を呼ぶ事になるとは。


□09:50

当初は9:30に現地集合が望ましいとか言ってましたが、とんでもないっすね。
とりあえず三島駅でガガンボさんを拾い急いで写真展会場に向かいます。
結果的には元々駅に9:45分着予定でしたので、あまり遅れなかったようです。
ここでやっと電話がずっと通じなかったどろんこさんに連絡がつきました。

「何遅刻してんだよ!」

良かった、私の連絡は世界中にちゃんと届いていたようです。安心しました。
しかも何か冬虫夏草見付けたとか聞こえました。え?どう言う事なの?
とりあえず現地に急ぎます。そんな事聞いちゃうと道中期待しちゃいますよ。

□11:00

かなり遅れてしまいましたが、無事現地到着です。どろんこさんに連絡。
いんたーさんを向かわせるとの連絡が。彼は部下か何かなんですかね?
しばらくすると遠くからいんたーさんがやってきました。つい先日振り!
実はガガンボさんが遅刻して時間ができたので近くを散策していたのです。
するとそこで冬虫夏草が見付かったとの事。ガガンボさんグッジョブ!

長靴に履き替えて森に入ると向こうに見覚えの有る姿。どろんこさんです。
またこの四人かって感じですが、そうです、またこの四人です。混ざります?



今回見付かったのはキアブなどのハエ目に感染するサビイロクビオレタケ
最初は未熟なものばかり見付かりましたが、子嚢殻形成中の物も無事発見。
以前別の場所でも見付けていましたが、今回はその何倍も大型の子実体です。



しかも数が凄い!元々森林性の虫草で森の浅い場所ではあまり見られません。
でも今回は打ち捨てられた朽ちた廃棄材に大発生!とんでもない量でした。



ちなみにクリーニングするとこんな感じ。折れ曲がった部分に子嚢殻が出来ます。

しかもこの周囲にはウラベニガサの他、オオゴムタケや美しい粘菌なども沢山!
狭い範囲内で複数のキノコが見れる奇跡の場所でした。撮影タイムの到来です。
被写体は沢山有れど結実部が出来たものは一つだけ。やはり時期が早かったか。

ふと何気無しに材をひっくり返した時でした。

細長いストローマが伸びていますが・・・錆色じゃない・・・赤紫色・・・?
この色には見覚えが有りました。すぐさまどろんこさんに見てもらいます。
宿主がヤツならばもしかしたらもしかするかもとの事。確認してみると・・・。



やっぱりムラサキクビオレタケだ!冷涼な環境を好むヤツが何故ココに!?
この発見にはどろんこさんもビックリ!本来はブナ林帯に多い虫草なんです。
間違ってもこんな低地の暑い場所に出るとは到底思えない種、大発見でした。
その後ガガンボさんも無事発見。定点観察用に幾つか放置して帰る事にします。
コイツ凄い子実体が綺麗なので、また夏になったら見に来る決心をしました。

では本番。



やって来ました冬虫夏草写真展!しかしここで時間を大幅オーバー。
超短時間で一気に見なければならなくなりました。ぬぅー残念です。

□12:30

会場を後に一行はどろんこさんが予想していた新フィールドへ向かいます。

□14:30

地形図から良い場所だと判断したそうで、途中渋滞に捕まりつつ無事到着。
しかし予想に反してそこは涸れ沢。明らかに空中湿度が足りていません。
すぐにここには無いと判断し、ヤマカンでフィールドの見当をつけます。
気になったのが近くの湖畔。空中湿度が高いので沢が有れば完璧のはず。
ぐるり一周して良さそうな場所を発見。虫草より担子菌が良さそうですが。

結果。

マルミアリタケが見付かりました。

流石に行き当たりばったりの探索でしたので今回ばかりは致し方無しですね。
いんたーさんが断面を作成。中で割れていたのに双方から発生していました。
宿主に核となる部分は無く、全体が子座化していると言う可能性が高いですね。

□17:00

流石にもう時間がヤバいです。薄暗くなってきました。麓に降ります。
どろんこさんが人気のハンバーグ屋さんに案内してくれましたが大混雑。
流石に時間がないので適当に選んだラーメン屋で夕食となりました。
ここがまたメチャウマ。何かこんなアタリ前も引いてたような気が。

□19:00

遅スギル。

私、帰宅したら確実に日にちが変わる。ガガンボさん、多分家に帰れない。

ま、いっか。

□00:10

そして無事osoは翌日0時過ぎに自宅へと戻れたのでした。オシマイ。


とまぁこんな感じのオフ会でした。だんだん適当になってる気がしますね。
まぁ新たなフィールドも見付かりましたし、今後の展開に期待したいです。
冬虫夏草写真展も第二弾と続くと思われますし、是非足を運んで見て下さい。
今回はオフレポと溜まってきたキノコ写真整理で終了です。お疲れ様でした。

---------------------------[拍手返信]---------------------------

>春イベ攻略おめでとうございます
>Polaかわいいですよねぇ。艦コレは絵もそうだけど
>ボイスにやられてしまう事が多々あるので分かります。
>自分は夕雲にやられて
>即効ケッコンカッコカリまで行ったので分かります
>(大事なことなのでry (まめー さま)

ありがとうございます!甲は行けそうでしたが面倒臭くなっちゃいました。
次回はそうならないようにモチベだけでなく資材もたんまり貯めて挑むぞい!
Polaちゃん良いよね・・・酒飲めないけど。可愛いよね。酒飲めないけど。

>はじめまして。タコスッポンタケというキノコが
>あるらしいのですが見たことはありますか?

初めまして。その名は某ブログの勝手な直訳で正式には存在しません。
そう呼ばれていたキノコは国内には分布しませんが、近縁種は居ます。


>>>

■艦これ2016春イベ終了
[22:22 2016/05/19]
□Update...none

どうも おそ です。

モスギスさん風に言ってみました。いやはや皆様お疲れ様の方はお疲れ様です。
冬虫夏草オフとか色々やってるのでもっと早く更新したかったんですよね。
でも一区切り付けないと次に進めないって言う厄介な性格は健在なワケです。

と言う事で・・・。



艦これ春イベ完走!!!

正直あんだけ戦って奪還できてねぇのかよって思っちゃいましたけど。
でも奪還しちゃったら飛行場姫とかリコリス棲姫の居場所が無くなるし・・・。
で、肝心の難易度選択ですが、ちょっと下の画像を見て頂きたいのですよね。



はい。

どうも。丙提督です。

順調にE-6まで甲で来て一気に丙です。まぁ報酬的にも多いでしょうねこれ。
実は今回に関しては資源よりも先にモチベーションが枯渇しました。
仕事が忙しくて平日どころか休日も時間が取れない、そして迫る原稿期限。
上で言った「一区切り付けないと次に進めない性格」が災いしました。
そして照月同様取り逃すと次が当分無さそうな報酬艦。これも理由ですね。
照月も当時防空駆逐艦が一人も居なかったため迷わず丙で速攻割りました。
今回もその再来ですね。恐らく練度的には時間かければ甲行けたでしょう。

でも今回は時間が惜しかった。

そして何よりも。



満足してしまった。

掘りは超ユキカゼ提督を発動。裏で早霜や朝雲とかもポロッと出てました。
親潮はLギミック解除中に。春風は丙掘り4回目に。こんな事って有るんだ。
今回は掘る気皆無だったのにまたしても全艦娘コンプ達成しました。
しかも今回はエアコンプじゃない!U-511二人目のため呂500に改修完了!
これで本当の意味で図鑑コンプとなりました。装備も全部GETしましたし。

って事で甲種勲章以外は全て取れたって感じです。今回は致し方無しです。
牧場、ダメコン、増設を縛ってコレならむしろ良くやってる方でしょう。
でも何だろうこの試合に負けて勝負に勝った感。スッキリしないなぁ。

あ、それとコレは超個人的感想ですが。



Iowaちゃん何かウザい・・・。

何だろう、この金剛には無いねちょっとした感覚。何だろうゾワゾワする。
この英語は流石に何とかならなかったのかなって思ってしまいますわ。
でも最初苦手だった阿武隈、今は大好きですし、慣れてしまうのだろうか?

て言うか。



Pola

破滅的

可愛い!!!



多分俺はこの娘とケッコンカッコカリするために生まれてきたんじゃないかって、そう思えるレベルで可愛い。 可愛い、ただひたすら可愛い。ウザいっちゃウザいんだけどこのウザさは可愛らしいウザさだ。 もうどうしようマジでケッコンカッコカリは2隻、一番好きなBismarckと書記官の電だけにしようと決めていた。 だから今はビス子とだけケッコンカッコカリして電は少しずつ練度を上げて今83レベル。 だけどPola登場で一気にその決意は揺らいでいる。何なんだよあの酔っ払い可愛すぎるだろうマジで。 もう時報ボイスとか聞いてたら頭溶けてくるわ。妹とかに居たら癒やされるだろうなぁとか思っちゃうわ。 もう放置ボイスとか時報ボイス聞きたいがために無意味に秘書官にしてるわ演習相手の皆様ホント申し訳ございません。 放置ボイス聞きたくて秘書官にしたのは時津風わんこの時以来だよ。マジでノーベル平和賞あげたいくらいさ。 正直Zaraも可愛かったけどPolaには流石に勝てないわ。ってか次元が違うわ。てか最初はZara何とも思ってなかったわ。 でも酔ってるPolaにZaraがキレるボイスでZaraも大好きになっちまったわもうどうしてくれるんだよ。 しかもPolaの巻き舌発音が妙に心地良くてIowaのねっちょり日本語英語とのギャップがまたタマランのだわ。 「グrrrrrrrラッツェ」って発音がもうオレオじゃなぇ俺の心の琴線に触れる触れまくりマクリスティー。 とりあえずZara改が今73レベルだからPolaも同じレベルまで一気に育ててそこから一緒に育てるわ。 ちゅうか言い訳臭いのは自覚してるんだけどE-5甲クリアした時点で俺の中のイベント終わっちゃったんだよ。 もうPola着任してからずっとボイス聞いてたもん。自分でも「うわぁ今の俺キモいなぁ」って思うくらいに。 セリフ聞くたびに「あっ可愛い!」とか「アハハ!可愛い!」って変態か俺は。いやもう変態で良いよ。 ホント何で俺酒が飲めないんだろう。アルデヒド脱水素酵素を生産しない俺の体を呪うわ。 生きてきた中で会社の飲み会で一緒に騒げなくても嫌だなんて思った事は無いさ。 生きてきた中で酒を飲めないのを後悔したのはビリー・ジョエルの「Piano Man」聴いた時と今回の2回だけだわ。 もうヒロインって言うかゲロインって言うかアルイン?酔っぱらい系女子とかもう新しい悟り開きましたそんなosoでした。

はい。

御静聴ありがとうございました。

あ。

あと。



重巡棲姫萌え。

何だよあの「ろでお」って。アキラ氏明らかに俺ら提督を殺しに来てるだろ。
史実でも東京ローズみたいな敵に自分達の魅力を流すなんて戦略も有ったし。
もう今回でただ五月蝿いだけみたいな見方は絶対にできなくなりましたよ。
くそうこれが敵のテだとすれば見事術中にハマってるんでしょうね悔しい。

も少しユーちゃん掘ります。艦これの話は以上。


とりあえず今回はクリア報告って感じでした。次回更新は冬虫夏草オフレポです。
結構予想外の出会いが有ったりしたので。原稿もちょっとずつ進めますよ!


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■ツブノセミタケ自力発見
[12:49 2016/05/05]
□Update...TOP絵更新 & [Kinoko]更新

GW楽しんでますか?

私はこの更新が終わったらE-3甲でU-511ちゃん掘ります。


話は変わって。

3日は近所のキノコ狩りに行って来ました。目指すはツブノセミタケ。
どろんこさんいんたーさんとのオフにて何となく手応えを感じたのです。
色んな環境の差は有りますが、共通するのはヒノキ林と言う事。
何となく何ヶ所か「臭う」場所に心当たりが有ったので行ってみました。



開始10分でした。

アッサリ見付かっちゃいました。ツブノセミタケの幼菌発見成功です。
実物を見ていたからすぐ分かりましたが、これ普通は絶対気付けません。
ここ実はガヤドリナガミノツブタケから徒歩5分の地点だったりします。
て事で共に定点観察してどう変化するのかを見張るつもりでおります。



山を登っていつものクワの樹下へ。目指すはクワの実大好きキツネペア。
キツネノワンはピーク過ぎですが、キツネノヤリタケは最盛期でした。
ここではかなり良い感じの写真が撮れましたので、掲載するのが楽しみです。



最後はハチタケの様子見に高い山へ。新たな柄が伸びて元気にしてました。
すぐ近くの沢でピンタケミズベノニセズキンタケが仲良く発生です。
この2種は針葉樹腐食生のカンムリタケとは違い同じ広葉樹がお好きな様子。

ここで時間切れ。E-2甲攻略のため帰宅。結構アッサリクリアできました。


絵の話題。

今回のトップ絵は少し前から描こう描こうと思っていたキノコ擬人化です。
「Ophiocordyceps formicarum (マルミアリタケ)」擬人化「蟻生 丸実」嬢。
読みは「アリウ マルミ」。蟻生は実際に存在する苗字だったりします。
最近かなりの規模の発生坪を発見し、ずっと擬人化したいと思ってました。

髪はアリの頭部をイメージ。後頭部の毛が異様に伸びて先端がボサってます。
タキシーフドは胸から腹にかけて赤くなってます。ムネアカオオアリですし。
襟周りや袖など衣服の隙間から黄褐色のファー(菌糸)がはみ出ちゃってます。

早く図鑑に載せたいな。



って事で旧トップ絵って言うか年賀絵の粉吹嬢は日記絵保管になります。
何と撤去が5月となってしまいました。まぁバタバタしていたので致し方無し。


んじゃ、E-3甲攻略、行って来ます!


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■春のプチ冬虫夏草オフ
[14:19 2016/05/01]
□Update...[Personification]更新

本文原稿も終わったのでGWは思いっ切り遊ぶよ!って事で早速オフですよ。
今回はどろんこさん主催のプチオフにいんたーさんと一緒に参加です。
春は冬虫夏草が少ない時期ですが、気の早い奴を探しに関東まで遠征です。

今回はガガンボさんは都合で不参加。あーあ、勿体無い事しましたねぇ・・・?


□04:00

起床。GW中とあって渋滞が予想されます。遠征だけ出して身支度をします。
家を出たのは5時。目的地に10時着。果たして5時間で無事に着けるだろうか。

□08:30

余 裕 で し た 。

早朝だったってのもあったんでしょうが、ビックリするほど道が空いていました。
お陰で早く着きすぎたので少し早めに来たどろんこさんとベンチでキノコ談義。
標本を見せ合ったり、生態について考察したりしてインターさんを待ちます。

□10:00

定刻通りインターさん到着。すぐにコンビニで昼飯を買って現地へ出発です。
ここでまたと言いますかどろんこさんが道を間違えました。オイ主催!
てか過去に行ってる上にナビ付きで何で道を間違うんだ!方向音痴すぎるぞ!

□11:00

現地到着。捜索装備に着替えていざ出発!まずはツブノセミタケを探します。
3人で地面を這い回る姿は異様・・・まぁ虫草祭でも経験はしていますけど。
しかし見付からない。移動してランノウアカツブタケを探すもこれもナシ。
ここでお昼なので休憩所でソシャゲ談義をしながら簡単な昼食を摂ります。

□13:00

移動中にアミガサタケとノイバラハルシメジを発見。しかし虫草は見付からず。
元々発生種が少ない時期ですし、ある程度予想はできていた事ではあります。
こうなったら、とオオセミ目指して離れた場所に移動する事になりました。

その時でした。



またまたいんたーさんお手柄!日の当たる道路脇にオオセミタケを発見!
どろんこさんが断面作りのコツを教授。2株有る片方は内部観察用に採取です。
とは言ってもオオセミは普通種。近所でも見れなくもないメジャー虫草です。
やはり見たいのは発見難易度と採取難易度が高いとされるヤツしかいません。

□13:30

1種見付かって一安心。車に戻る途中に怪しいヒノキの植林を発見です。
どろんこさんもここは調査していない場所だとの事。試しに捜索してみます。
まさかここが17:00まで粘る事になる場所だとは夢にも思いませんでした。

探しますがツブノセミタケを見た事が無いので、どんなものか分かりません。
地面に突っ伏して探しますがヒノキの立ち上がった葉が紛らわしいです。
道中コメツキムシタケを知らずに引っこ抜くアホやらかしたのは秘密です。
それでも必至に探すこと数十分・・・遂にその時がやってきたのです・・・!



有ったあああああ!!!

地上部の高さ1.5cm。木の根にしか見えないけどツブノセミタケです!
実はこの前に白い幼菌は幾つか見付かってましたが、これは完熟品です。
ちゃんと黄褐色の子嚢殻がビッシリ密生しています。本当に感動モノですね。

しかし。

ここからが本当の地獄だ・・・。

図鑑などで本種を少しでも見た方ならご存知のハズ。本種の地下の構造を。
本種は発見難易度もですが採取難易度が極めて難しい事でも有名です。
何せ地下部が糸みたいに細く、また最長で50cmもの長さになります。
極めて短いなんて事はほとんど無く、平均しても15〜20cmは固いですね。
ピンセットとスコップ、ハケ、ノコギリ、カッター、ライトを駆使して掘ります。

あれから1時間・・・。



もう言葉が出ません。途中幾度と無く心が折れそうになったのは覚えてます。
少し離れて掘っていたいんたーさんも同じ思いを味わっていたみたいですね。

まず地下部が細い。タコ糸より細い。しかも脆い。すぐに切れます。
この前に幼菌を試し掘りしたら一瞬でギロチンしました。有り得ません。

そしてとにかく長い。これで15cmチョイですが、これでまだ良心的です。
ちなみにどろんこさんはこれより長い物を1時間半粘りましたがダメでした。
オオセミタケとかギロチンしちゃうようなら本種なんて絶対に掘れません。

あと地味に根が邪魔。根を避けるように伸びているので凄い厄介です。
下手に根を引っ張ると地下部が切れてしまうのですんごい集中が要ります。

でも最大の敵は終わりが見えない不安です。これが一番精神にキました。
何せ長いせいで掘っても掘っても宿主が見えません。こんな経験初めてです。
出口の遠いトンネルの中を走っている時のあの不安感に似ていますね。
途中で何度も頭の中で「負けないで」と「終わりなき旅」が流れました。
正直どろんこさんのアドバイス聞きつつやらないと無理だったでしょう。
宿主の背中が見えた時は喜びのあまり叫んじゃいましたよ・・・キツかった!

いんたーさんも成熟個体を採取成功。どろんこさん格闘中なので捜索続行です。
しかし新規発生は未熟なもののみ。どろんこさんも20cm掘って断念です。
仕方なくどろんこさん、私が試し掘りしたヤツを掘ってみたら・・・15分で成功

□17:00

良いオチが付いたトコロでお開きとなりました。何時間居たんだろうか。
その後は駐車場でいんたーさんの標本や追培養品を囲んで井戸端会議。
結局お別れした時は18時になろうとしていました。話し込むと止まらぬ。

お疲れ様でした!


□23:00



帰宅後はクリーニングと撮影作業。綺麗な結実部の撮影に成功しました。
実は本種、他のセミ生冬虫夏草への重複寄生菌の可能性が高いです。
確かに結実部が有るのに新規の柄が伸びて来ているのも不自然です。
また子嚢殻に透明感が無く先端が丸いのも他の種とは雰囲気が違います。
似た子嚢殻を持つクチキムシツブタケも重複寄生菌として知られています。
しかし寄生元の冬虫夏草なんて特定しようもありません。これは難題ですね。

何か冬虫夏草やり初めて蓮コラ耐性が付いたような気がする。


では絵の話題。

これで図鑑掲載95種類目。増補改訂版の新規8種はまだ載せていません。



て事で「Pholiota alnicola (カオリツムタケ)」擬人化「紡錘山 憂香」嬢。
ナメコと同じで食菌が多いスギタケ属菌ですが、生食とかじゃない純毒茸。
その名の通り香りに特徴が有り、香りを嗅げば一発で本種だと分かります。

実はデザイン自体はずっと前から有ったんですが、公開していませんでした。
やはり本種最大の特徴であるセッケンを前面に押し出したデザインです。
美味な菌が多い属ですが、地味にヤケアトツムタケとかも有毒ですよね。

増補改訂版に新規描き下ろしを行ったキャラはどうしようかな・・・?
サクラシメジやカンムリタケみたいにサイト未収録でも良い気もしますが。


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