■八丈島遠征(その3)
[22:02 2016/09/21]
□Update...[Kinoko]更新

三日目です。

目覚ましは正常に起動。本日はとある方にお会いする事になっております。
もう十分な収穫ではありますが、内容的には今日が正念場となりますね。



宿からの眺めを撮るHibagonさん、を撮る私。心配なのは雨でした。
明け方にうつろうつろしている時にもかなり大きい雨音が聞こえました。
部屋を出る頃には雨は一応止んでいましたが、山の方はまだ雲の中です。
今日は深い森の中へと進む予定なのでちょっと不安な出発となりました。

朝ごはんをいつものスーパーで買って車内で食事。もう慣れたなコレ。
その後約束の場所へと向かいます。まぁ案の定迷ったんですけどね。
そこには大場さんと今回お会いする事になっていましたK氏が。
今回、私達4人のために大場さんが連絡し都合をつけて下さいました。
氏の紹介は後で詳しく。まずは標本のコレクションを見せて頂きます。

私はここで大場さんに忘れた傘を届けて頂きました。申し訳ありません・・・。



K氏が取り出したるは膨大な数の冬虫夏草の標本コレクション!凄い!
地元八丈島を中心に近辺の離島などで採取された珍しい種が盛り沢山です。
中にはアマミヤリノホセミタケやシロタマゴクチキムシタケの標本も!
もう虫草屋なら垂涎モノの貴重な乾燥・液浸標本が出て来る出て来る・・・。
実はK氏、日本で初めてハスノミウジムシタケを発見した人物なんです。
コレ言うと分かる方にはモロバレですが、八丈島って時点でモロバレです。
間違いなく八丈島で最も冬虫夏草に詳しい人物。それがこのK氏なのです。

そして何と今回はK氏に直接フィールドを案内して頂ける日だったのです!

ここで色々なお話を伺ったのですが、ショッキングな事も有りました。
実は今回の旅の目的の一つにコガネムシタケが設定されていました。
本種はコガネムシの成虫から発生するレア虫草で八丈島では普通種です。
ですがお話によると本種の発生時期はとっくに終わっているとの事。
遅かった・・・よほどの季節感狂いが居ないと今日は見れないそうです。
やはりヤブニッケイもち病菌のシーズンが最盛期。これは行くしかねぇか。

全員探索装備に着替えてK氏の車の後を追い、目的地へと向かいます。
ここで大場さんとはお別れです。もうずっとお世話になりっぱなしでした。

ありがとうございました!


到着したのは標高の高い林道。周囲はガスに覆われて白く曇っています。
この段階ですでにお昼だったので買い込んだお弁当を先に食べちゃいます。
その間もHibagonさんはメシ片手にそこら中を歩き、虫草を見付けてました。
食事も済んだので5人で深い森の中に入ります。さぁ捜索開始ですよ!

しばらく歩くと第一地点に到着。ここでは手分けして冬虫夏草を探します。
5人全員が散り散りになり地面に這いつくばって探しますが、流石は虫草。
そう簡単には見付かりません。声が上がるのは既発見のヤクシマのみ。

そんな時でした。

地面を眺めていると下草が無い場所に見慣れない突起物が有りました。



その特徴的な形状を見た時、ゾワッとしました。いやまさかそんな・・・。
この首折れ型のような子実体は図鑑で穴が空くほど見て覚えています。
しかも表面がつぶつぶしている。未熟ですが子嚢殻が出来つつあります。

ここで断面作成をしようと腰を落とした瞬間に臀部に激痛が走ります。
周囲をよく見るとトゲがビッシリ生えた低木が。アリドオシでした。
鋭いトゲが植物体全体に有り、その幼木が周囲を埋め尽くしていました。
油断した私は買ったばかりのスポーツウェアに大きなキズを付ける始末。
ですが諦めるワケにはいかない!何としても断面を作成してみせる!



と言う事でケツの痛みに耐え断面作成に成功したエニワセミタケです。
この時期には珍しいとの事でK氏も驚いて居られました。やったぜ!
どろんこさんが悔しがるのがレア度の証明かな?これは素直に嬉しい。
Hibagonさんは地元で見付けまくってるみたいですが、それは別の話。


ここで一旦時間が来たので次の場所へ移動します。雨が降っていますね。
第二地点に到着。ここはウメムラセミタケやヤクシマセミタケが出る場所。



やっと立派なヤクシマセミタケを見付けますが、突然の大雨です。
時間も無く掘り取る事はできませんでした。つくづく雨に縁が有ります。
この場所では大きな発見はできませんでした。次の場所へ移動します。

第三地点ではヤクシマのアナモルフが見付かりますが後が続きません。
第一地点付近に戻って探しますが、ヤクシマしか見付かりませんでした。
実は冬虫夏草探しで厄介なのが暗さと雨のダブルパンチなのです。
まず暗さは純粋に元々目立たない冬虫夏草の発見率を下げてきます。
そして雨は周囲一帯が濡れ、乾燥時に湿度が有る場所が特定不可能に。
本来は常に湿った場所を探すのですが、どこも良い感じに見えるのです。
これ以上探しても収穫は見込めない・・・残念ながらここで終了です。
ただこれでもエニワセミタケが見付かっただけで大収穫なんですけどね。
一応ウスキタンポセミタケのギロチン分は取り返せた・・・かな・・・?

麓に降りる頃にはもう夕方が迫っていました。K氏とはここでお別れです。
この場所は是非最盛期にもう一度訪れたいです。また来ると思います。
ご挨拶をし、私たちは宿へと戻る事になりました。探索日程終了です。

ありがとうございました!


さて、宿に戻って決めねばならないのは八丈島最後の夕食をどうするか。
焼肉派とラーメン派に分かれたので、どっちも行けそうな店に決定!



と言う事でラーメン「蓮華」さんにお邪魔。おつまみ頼みまくります。
ここの味噌ラーメンが美味しい!個人的には大当たり。次もここだわ。
おつまみも普通におかずとして成り立ち、お肉も食えて両派満足です。
ここで偶然しょうどんさんと遭遇。限られた島内とは言えビックリ!

その後は宿でつまめるお菓子を買い込み。レジがハイテクでまたビックリ。
宿に戻ってからは思い出話やら何やらでワイワイ騒いで寝ちゃいました。
ちなみにここまで毎日室内にヤモリが出没していました。凄いね。
でもこの宿、本当に良かったです。またココでも良いんじゃないかな?

そして。




遂に本土に帰る日が来てしまいました。お昼ご飯は郷土料理「」で。
私は塩焼きそば。皆は海鮮丼とか色々頼んで美味しく頂きました。
と言うか今回は普通に店名出してご紹介しました。訪れた際は是非に。

ちなみに私は午前中首を寝違えて空港ロビーでぶっ倒れていました
耐えられないのでサロンパスとロキソニンを買ったのが功を奏し回復。
何とかお昼ご飯を食べる頃には痛みも引いて完全復活を遂げていました。

レンタカーもガソリン満タンにしてレンタカー屋さんへと返却します。
正直フィールドワークに耐えれるか不安でしたが、根性有る車でした。
もしまた来る時が有れば・・・いや、もう少し運転しやすい車が良いな。



昨日の大雨が嘘のよう。空港の空は澄み渡っていました。快適なフライト。
あっと言う間に羽田空港に帰ってきてしまいました。現実に戻りましたね。
ここまで長期間の調査旅行は初めてだったので、良い経験となりました。
4人一緒なのは駅まで。コミケで貯めたSUICAがまさか役に立つとは・・・。
新幹線に乗り皆さんとお別れしました。これでに全日程、完全終了です!!!

まぁ帰宅後に怒涛の標本のクリーニングと撮影が待ってたんですけどね。


と言う事で今回はキノコ意外にも様々な貴重な経験をさせて頂きました。
同行者のガガンボさん、Hibagonさん、どろんこさん、お疲れ様でした。
そして大場さん、しょうどんさん、K氏、本当にお世話になりました。

皆様、本当に
ありがとう
御座いました!!!


さて、地元で狩りに行きますかね!

---------------------------[拍手返信]---------------------------

>こんばんは。
>ウスキタンポセミタケ、残念ですね。
>私が8月に挑戦したマヤサンも同じように、細い、脆い、先が見えない、
>根や石に邪魔されるの4連コンボを喰らった感じでした。
>もし見つけたら、慎重に掘り取って下さい、
>と言うかギロチンした私の代わりに全体写真をアップして下さい。
>次の記事も期待しています。
>
>あきつ丸、当たりですか。
>大発動艇2個目ですが、よくわからないのでググっておきます。
>さて3-2突破はいつになるやら。 (油蝉 さま)

その前にまずマヤサンを探さなきゃなんだけどね。アナモルフは有るのに。
大発動艇は有るだけ有った方が良いですよ。幾つ有っても困りません。
キス島は軽巡不可時代クリア者なので、今は随分楽になりましたよ。


>>>

■八丈島遠征(その2)
[20:11 2016/09/20]
□Update...[Kinoko]更新

二日目です。

アラームで目が覚めるとまだ早朝。昨日寝たのは午前2時過ぎ。寝てねぇ!
戦犯はどろんこさん。普段のアラームをかけたままで鳴ってしまった模様。
まぁガガンボさんとHibagonさんは真っ先に寝たので寝不足は私とどろさん。
ちなみにHibaさんは早朝から走りに行ってた模様。この肉体派め・・・!

実は昨晩大場さんとしょうどんさんとのお別れの際に情報を頂きました。
ここを探してみると良い事有るかも、と地図にマークして頂いたのです。
なので今日は2ヶ所にターゲットを絞って探索をする事となりました。
朝食を食べようにもコンビニは無く、スーパーも開店が10時。待ちます。


その間に昨晩深夜に案内して頂いた場所へ向かいます。



これこそ私が無理言って案内して頂いたヤブニッケイもち病菌です。
もち病菌と言えば梅雨時にサツキの葉っぱが白く膨らむアレの仲間です。
ですがヤブニッケイもち病菌は世界で八丈島だけに分布する激レア種!
ここに来たからには意地でも見たいとずっと思っていた種だったのです。
ですが本種は梅雨時がピーク。すでに残骸となっていました・・・残念。
これはまた来年の梅雨時に再訪問せねばならないかも。真剣に検討します。


10時。

開店したのでスーパーの惣菜コーナーでパンを買って車内で朝食です。
店の小便器に親の仇かと言わんばかりに消臭剤が入っていました
ちゃちゃっと朝食を済ませていざ目的の場所へ!レンタカー頑張って!



1ヶ所目は山に沿って走る林道沿い。台風で荒れた痕跡が有ります。
山道をぐんぐん登って行くと道中何本もの良い感じの沢筋が見えます。
何ヶ所か目星を付けて行けるトコロまで進み、帰り道に立ち寄ります。

まず一本目の沢。ここではクモ生の気生型と古いヤクシマセミタケを発見。
しかしソレ以外の収穫は無く、結構粘りましたが泣く泣く退散します。

二本目の沢が写真の場所ですが、開けすぎていて虫草向きじゃないです。
ただ奥まで進むと美しい滝が有り、行った甲斐は有ったなと思います。
道中地元の方に沢登りの名所だった事を聞きました。ああ、納得。

そして三本目の沢へ。枯れ沢の底に降りて周囲の斜面を探索します。
とここでガガンボさんが綺麗なヤクシマセミタケのアナモルフを発見。
またHibagonさんが綺麗なツクツクボウシタケとヤクシマセミタケ発見。
この辺はもしかしたら中々良いポイントかも?重点捜索を開始します。



するとHibagonさんが地形から推測した場所でヤクシマセミタケを発見。
ガガンボさんも先程のをギロチンして登ってきたとたんにすぐさま発見!
テレオモルフ未発見の焦る私。しかし斜面沿いに目を凝らすと・・・。



便乗だけど自力発見!しかも一度折れて結実部を再形成した変な個体。
一応これで有性無性両方共コンプですが、どっちもイレギュラーだなぁ。
今更ですがこのヤクシマセミタケはその名の通り屋久島に産する種。
ですが実は本種は八丈島に多産すると言う事が知られています。
しかし分布の大半が南方の離島で、私の地域では絶対に見られません。
また本種は子実体の地上部根本にアナモルフを形成する事が有ります。
この旅の目標の一つでしたが、この場所ではかなりの数が見られました。
しかし「斜面が好き」と読んで場所を絞り込む、Hibagonさんの目凄い・・・。

ここでどろんこさんが断面作成にチャレンジするので3人はしばし休み。
適当に周囲をブラつきますが、小さなイグチくらいしか見付かりません。
しばらくしてどろんこさんも断面に成功したので撮影後にお昼ご飯。
と言ってももうお昼を回っています。そろそろ次の場所へ向かわねば。


2ヶ所目に到着。もう日が傾きかけています。急がなくてはなりません。
沢筋を歩くと正体不明のHirsutellaが見付かります。幸先が良いかな?
するとまたもHibagonさんがかなりのレア冬虫夏草を発見しました。
て言うか最初から分かってたけどマジで発見眼ハンパないっすね。



今まで採取品しか見た事が無かったウスキタンポセミタケです!
淡黄とは言ってもかなり淡くて彩度も低い黄色なので名前負け。
どうもツブノセミタケのような重複寄生菌の可能性が有るそうで。
断面作成はどろんこさん。これ見本ね。私にはまだできそうもない。

気になって薄暗い中ライトを頼りに周囲の斜面を眺めていた時でした。



自力発見!!!

ですがあまり喜べません。実は本種は堀り取り難易度最高クラスです。
何故なら本種の地下部は菌糸状で超細く、また超脆いのが特徴です。
あまりにも脆いので周囲の枝がハネた衝撃だけでギロチンします。
ベテランさんでも発生条件によっては物理的に掘れない事も有ります。

・・・。

ギロチンしました。

ギロチンしました。大事な事なので2回言いました。最悪な気分です。
しかもショックのあまり結実部を落として紛失してしまいました。
みんなに探してもらったんですが結局見付からず。申し訳ないです。



てかちょっと言い訳させて下さい。マジで出方がえげつなかったんです。
まず地下部が上に伸びていてその先に竹の根が密生し掘れませんでした。
アホみたいに細く脆い地下部が竹の根の森に突入している絶望感たるや。
しかも切れた後諦めてヤケクソでスコップで思いっ切り掘ったんです。
しかし10cm以上掘っても宿主は見えず。洞の部分を入れると15cm以上。
ごめんなさい。私の掘りテクではコイツは恐らく無理だったと思います・・・。

ちなみにその間、横でガガンボさんはツブノセミタケを掘っていました。
またも地下部が短かったようです。もうやだ何なのこの人・・・。


ここで時間切れです。森の中も暗くなってきたので帰路に就きます。
どろんこさんが断面は作ってくれたので写真は撮れましたが・・・。
車の中でブツブツ言ってたんですが、車窓から赤いモノが見えました。



八丈島にも有るんだタマゴタケ!しかもかなり赤みが強いですね。
一瞬フチドリタマゴタケが頭をよぎりましたが、裏側は普通でした。
でも本土で見慣れたキノコに離島で出会うと小さな嬉しさが有ります。


麓に降りてくるともう夕飯の時間です。実は候補は考えてました。
朝食を食べたスーパーにカレー屋さんの張り紙が有ったのです。
そこが美味しそうだったのでスマホで撮影しておいたのですよ!



と言う事で「八丈カレー ヒロ」さんへ到着しました。お腹が減った!
何と店長さんはテレビチャンピオン第2回カレーチャンピオンなのです。
味はメチャ美味しかったです。ここは次来てもまた食べたいですね。

あ、ちなみに青いのは窓から見える空の色ね。夕暮れが綺麗でした。

その後宿に戻ってから近くの大衆浴場へ。火山が有るから温泉かな?
てか銭湯とか行くの超久々すぎて色々と忘れてしまっていましたよ。
腕時計着けて入っちゃいましたが、防水仕様の現役を確認できました。
後は宿に戻ってまったり。だべったりテレビ見たりヤモリ眺めたり。
明日はとある方にお会いしてフィールドを案内して頂く事になってます。
なので夜更かしせずに早めに就寝です。今日は早く起きちゃってますし。

・・・この宿にも慣れて来たなぁ。最初はブーブー文句言ってたのに。
普通に冷房は快適だし布団は適度だし、うーん悔しいかな穴場かも。

て言うか。

どろんこさんお菓子食いすぎ。

---------------------------[拍手返信]---------------------------

>こんばんは〜。
>本の出版お疲れ様です。
>八丈島、いつか行きたい島ですね。
>そりゃあ、ヤクシマセミタケのアナモルフが
>発生するのは八丈島だけですからね〜。
>故・Wさんの活躍があってこそです。
>最近忙しくて虫草探索行けなくてイライラ気味です。
>奥日光とか行きたい。
>来年の虫草祭にはosoさんはいらっしゃいますか?
>茨城来て下さいよ〜)しつこい
>
>浦波実装ですが、メンテ直前に2-4クリアしたばかり、
>入手しに行くにはかなりキツイです。
>鬼怒改二の噂がありますが、ウチの鬼怒はレベル9…
>神通を改二にしたら浴衣でかなり良い。
>溶鉱炉3回目。ようやくまあまあ当たりのあきつ丸でした。 (油蝉 さま)

え?ヤクシマのアナモルフって八丈島のみなの!?何と言う名前負け。
台風が多くて年内の長距離遠征は秋の1回が限界だと思われます。残念。
あきつ丸良いじゃん!大発動艇は増やさないと今後の備蓄に響きますし。

> 更新乙です。
>八丈島かぁ…こちらは近所で開催されたので、
>日本菌学会にもぐりこんできました。
>珍菌賞、地衣や環境DNAやってる人が
>「発表に張り付けて宣伝してくれ」
>って珍菌賞シール渡されて困ってたなぁw
>いろいろ情報仕入れてきたので、
>またお会いした時にでもお話しますね。 (青fungi さま)

そっちも行きたかったんですよね・・・原稿が有って行けませんでした。
珍菌賞はウチのどろんこって人が総ナメしちゃったみたいですね。
今年は中距離遠征で京都もまた行きたいなぁ。よろしくお願いします!


>>>

■八丈島遠征(その1)
[11:46 2016/09/19]
□Update...[Kinoko]更新

世は台風でエラい事になってるっぽいですが、私の地域は平和です。
むしろちょっとぐらい天気が悪くなってくれても良いんじゃねレベル。
マトモな菌根菌は長らくご無沙汰しているような・・・気のせいじゃなく。

艦これの話題。



久し振りに通常海域ドロップに新艦娘が来ましたね。浦波ちゃんGetです。
良く出る海域があの初心者泣かせの「2-4」と言う事で結構面倒でした。
あの羅針盤の荒ぶりは練度が上がった今でも結構精神的にキますね・・・。
しかも任務達成しようと思ったら磯波を所持していなかった事が判明。
居ると思って解体や改修してました。ごめんなさい。頑張って育てます。
と言うか育てないと任務が消化できねぇ。せめて改まで急ぎ育成しないと。



試製6連装酸素魚雷も無事作れました。このために牧場解禁しましたし。
ランキング報酬以外の現在入手可能は装備は一応全部揃えておきたい派。
現在はハイパーズと五航戦牧場を実施中。あと改修に力を入れてます。
来月はついにあのサンマ漁みたいですし、資源も備蓄しておかなくては。


ではキノコの話題。

某日。



何故か私は羽田空港に居ました。荷物を預け、人を待っていました。
空港に来るなんて何年振りでしょう。久し振りすぎて困惑してしまいます。
そこに通りかかるはガガンボさん。相変わらずのサンダル愛好家め。
挨拶を済ませてガガさんは荷物を預けに。今年何回顔を合わせてるだろう。

しばらくすると待ち合わせてもいないのに今回の旅の同行者と遭遇です。
昨年の虫草祭で本当にお世話になりました広島のHibagonさんが到着。
冬虫夏草の世界では大先輩。とんでもない虫草探索眼の持ち主です。
3人揃ったので既に到着済みの最後の1人に連絡を入れ落ち合います。

今回私とガガさんに声をかけて下さった絶賛大活躍中のどろんこさん!
今年の珍菌賞はどろさんの虫草がTOP123を独占。新聞にも載りました。

■菌類の不思議すぎる世界 ネットで投票「珍菌賞」発表

↑がその記事。挨拶するなり雷門のフィギュアを手渡してきました。
東京名物ガチャのコスプレお姉さんが欲しいのに、出なかったとの事。
ちなみにこの予期せぬおみやげ。無駄にリュックの場所をとる事に・・・。

全員揃ったのでマクドナルドで昼食を。羽田にまで来てなんでやねん・・・。
ただこの選択は今後を考えると案外間違いではなかったのかも知れません。
その後持ち物チェックを済ませます。ゲート潜るのはちょっと緊張しますね。
ここで大失敗。一眼レフのレンズをキャリーバッグに入れてしまいました。
レンズは持ち込まないと搬入の衝撃でレンズが割れる事が有るとの話。
ちょっと心配ですが時既に時間切れ。割れていない事を祈るしかないです。

自販機で買った妙に高いカフェ・オ・レが美味しかった。


そして遂にこの時が・・・。



離 陸 ! ! !

飛行機なんて学生時代に沖縄に行った時以来です。ちょっと緊張しますね。
ちなみに私は数日前に「スーパーマン・リターンズ」DVDを観ています。
空の旅はとっても快適。機内では図鑑を読みながら時が過ぎて行きます。
1時間ほどのフライトで目的地に到着。晴れた天気が歓迎してくれます。

その場所は・・・。



八 丈 島 ! ! !

そう、回の旅の目的は八丈島冬虫夏草捜索ツアー!大規模遠征です!
八丈島はその特異な地質や気象条件から本土ではレアな菌の宝庫です。
そこで冬虫夏草を探そうではないかと言うのが今回の旅のコンセプト。
また八丈島は観光がさかんな場所でもありますし、そっちにも期待ですね。

ここでレンタカー屋さんととあるお方に連絡して空港で待ち合わせします。
そして無事お会いできました八丈島在住の大場3号さん!初めまして!
実は4人とも八丈島の地理を全く知らないので事前にお願いしていました。
お忙しい中で野郎4人の案内を快く引き受けて下さいました。感謝です・・・!
Hibagonさんは以前お会いした事が有ったようです。世間が狭いですねぇ。

しかしまずはレンタカー屋へ行って足を用意し、荷物を置いてこなければ。
一旦ここで大場さんとはお別れし、迎えに来たレンタカー屋さんの車へ。
そしてお借りした車を受け取ります。・・・一言で言うと凄い車でした
あまり詳しく書くと特定されそうですが、どうしてもご紹介したいので。

@錆が凄い
Aブレーキの効きが非常に悪い
Bエアコンが突如効かなくなる
C4人乗るとエアコン切らないと坂が登れない
Dカーナビが勝手に俯いて見えなくなる
E鍵の開閉に力が要る
F何かもっと沢山有った気がするけどもういいや

って感じ。特にAは致命的で、宿までの道中で人をハネそうになりました。
ヒヤッとしましたよ。相手も横断歩道ノンストップで出て来ましたからね。
これ離島では良くあるみたいですが、交通マナーが結構違うんですよね。
車の数が少ないからなのか、信号の切り替わりも早くて結構焦りました。
あと暑がりの自分にはBが致命的。かなりの不快感を味わう事に・・・。

そして凄かったのが宿。

辿り着けない。

何度も何度も同じ道を通り探しましたが全然宿が見えません。幻だったか?
しかし散々迷って一本の道を発見。古い舗装道を深い森へと突き進みます。
その先に有ったのは確かに宿泊施設!やっとの事でチェックインしました。
ハッキリ言ってこの奥に宿が有るはずがないと思える道だったとだけ。
注意点を説明してもらい荷物を置きます。ここも中々に凄い場所でしたね。
端的に言うとほぼ毎日ヤモリが室内に侵入してくるって状態でした。
ただこれでも自然屋が泊まる宿としてはかなり条件が良いんだそうですけど。
シャワーも冷蔵庫も完備。特に後者は標本の長期保管にはほぼ必須ですし。

ここからが本番!探索準備を済ませて大場さんと再会。山に入ります。
この場所は大場さんが普段良く仕事柄登る事が多い里山的な場所です。
車を置き虫除けスプレーを振り、いざ南の島の山へ!俺達の冒険は(ry


涼しい。

南国の夏の山と言うともっと不快だろうと予想していましたがハズレです。
これならどろんこさんのタイワンアリタケフィールドの方がキツいですね。
道中は特に沢も無い山道。でもココらへんに目的のブツが生えているそう。
周囲の森は見慣れた森とは似て非なるもの。別世界に来たような気分。

ここでどろんこさんがターゲットその1を発見!しかし未成熟なようです。
その後Hibagonさんもガガンボさんも発見!しかし自分は見付けられない。
焦ります。かなり焦ります。もう日も落ちかけている。間に合うか・・・?

その時でした。

地面に白いヒナノシャクジョウのような物体を発見。ハナサナギタケか?
しかしどうも雰囲気が違う。落ち葉を退けると基部にもシンネマが有る。
これは・・・これは写真で見た事が有るぞ!予想が正しければ地下には!



やはりヤクシマセミタケのアナモルフでした!とりあえず収穫は有ったぞ!
本種は離島に多く見られる南方系の種。地元では絶対に見られません。
ヤクシマと有りますが、この八丈島では特に多く産する事で知られます。
本種は今回の旅の目的の一つでも有ったので、本当に嬉しかったですね。
本来は基部にアナモルフ、先端部に子嚢殻を作りますがレアケースかな?


ここでHibagonさんとガガンボさんが発見したヤクシマセミタケに異変が。
どうにも結実部の色がおかしい。掘ってみるとそれが確信に変わりました。



菌糸に覆われた宿主、オリーブ黒色の結実部・・・ウメムラセミタケだ!
後の胞子観察の結果からも確定。ガガンボさん、良い個体入手したなぁ。
本来は地下部が細根状になる種ですが、3本が直結していてカッコイイ!
Hibagonさんが発見したのも結実部が黒く、ウメムラさんだったようです。
どろんこさんもが最初に発見したのはヤクシマセミタケで合っていました。
コチラは成長段階で先端部傷んだか成長不良かで結実部が小さかったです。

ここで豆知識。実は八丈島のセミはツクツクボウシ1種類のみだけです。
そのため八丈島に発生するセミ生冬虫夏草はツクツクからのみ発生します。
宿主の特定が非常に楽な島、八丈島。皆さんも是非訪れてみて下さい。


日が落ちました

大場さんの案内はここまで。下山します。本当にありがとうございました!
この後美味しいお店を教えて下さるとの事で待ち合わせの約束をして宿へ。
案の定場所が分からず、迷いつつ宿へ着いて着替え、標本を片付けます。

その後大場さんの案内で地元の居酒屋食堂「通(みち)」さんへ移動。
1人後から合流するとの事で先に料理を頼んで乾杯。キノコトークタイム!
冬虫夏草の話題はもちろん、八丈島自慢の光るキノコの話題にも花が咲く。



名物島寿司!ズケの寿司ネタにわさびではなく練りがらしを入れた一品!
わさびが苦手な自分としては大歓迎!最初は結構キましたが進むわ進むわ。
またこののりのお寿司が超美味しい!これだけ頼みたいレベルの味付け!
くさやの明日葉あえは自分は無理でした・・・どろさんは食ってましたけど。

その後地元の方がお一人合流。何としょうどん氏!え、マジですか!
以前Twitterでフョローしておりました。八丈島をドローン撮影されてます。
大場さんとしょうどんさん、2人合わせて八丈島の光るキノココンビですね。
全員揃って話に花を咲きまくり。島の話題やキノコの話題に盛り上がります。
ほとんどお酒飲む人が居ないのにシラフのテンションじゃなかったですね。
特にTrickのロケ裏話は超面白かったです。ここが舞台でしたもんね。
食事も本当に本当に美味しかったです。ごちそうになってしまいました・・・。

玄関先の看板ネコが可愛かったです。


「光るキノコ、見に行く?」

即頷く4人。今回の旅では見れないと思っていたので超サプライズです!
遅いのに自分たちの無理を聞いて下さいました。ありがとうございます!
時期的には本来もう遅いのですが、まだ見れる種が有るとの事です。
ここまで来て見ないなんて選択肢は無い!急ぎ宿り戻り夜戦装備装着。

大場さんとしょうどん氏のお車に分乗し目的地のビロウの林に到着。
ここのビロウは葉の基部に大きなトゲが有り、歩く際は注意が必要です。
慎重に林の中に進み、電気を消して目を慣らすと・・・幻想的な光景が!



ずっと見たかった発光キノコのエナシラッシタケです!う、美しい!
微細なキノコですが菌糸が侵入した葉も光るためライトセーバーみたい。
目が慣れてくると周囲には光るビロウの大きな葉がいっぱい。感動です。
しかもこれでもまだ全然出てないそうで、最盛期は光のトンネルとの事。
特にどろんこさんは光るキノコ初体験だったそうで、大興奮してました。
全体が光るビロウの葉を持ってガガさんに「撮って!」とせがんでました。

しかし小さすぎて上手く撮れない・・・シイノトモシビとは大違いです。
何度も何度も長時間露光撮影するため時間がどんどん過ぎてゆきます。
撮影中に何度もトゲナナフシが出没し、息抜きになっていました。
結局ずいぶん長い間お待たせしてしまいました。終わった頃は深夜0時。

本当に申し訳ありませんでした・・・。

その後「朝見においで」ととあるキノコの発生地を教えて頂きました。
宿に送り届けて頂き、大場さんとしょうどん氏とはここでお別れです。
ちなみに私はしょうどん氏の車に折りたたみ傘を忘れました
最後の最後までご迷惑をおかけし、本当に申し訳ございませんでした。

宿でシャワーを浴びてクーラーの効いた部屋でまったり。深夜だけど。
部屋の明かりにつられて大量の虫、それを狙うヤモリが出没です。
ちなみに今回の遠征の中で窓に来る客は癒やしとなってゆきます。
気にせず布団を着て就寝。お疲れ様でした。まだ長い旅は続きます。


って事で八丈島遠征1日目オフレポ終了です。まだまだ続きますよ。
流石にこの情報量を一回じゃ書き切れないので複数回に分けますね。
予定では2日目、3日目と最終日、って感じで最低あと2回は続きます。

---------------------------[拍手返信]---------------------------

>サイト更新お疲れ様です。
>一応久しぶりに虫草探索へ行きました。
>一回ツクツクホウシセミタケが出た坪へ。
>ツクツクホウシタケだらけ、ハイ終了。
>担子菌類にも手を出していればもっと、林内が楽しいでしょうが。
>昔は大好きだったのです。
>ツイッターのヤクシマセミタケやそのアナモルフ、
>八丈島へ行かれたのですか?
>是非茨城にも来てみて下さい、もしかしたらタンポヤンマタケも…
>
>艦これ
>あの後E-1で伊26掘り。いかに掘りが大変か知る為だけに。
>どうせ出ないと知りつつ。時間ギリギリまで掘り、案の定出ませんでした。
>資材の自然回復限界が12000を上回るぐらいになって
>資材5桁行ったので初溶鉱炉。結果はお察し。 (油蝉 さま)

バレましたか。今回の記事がそのネタバレでしたね。はい、八丈島です。
今からその後の事もオフレポ書いて情報小出しにします。お楽しみ下さい。
初溶鉱炉おめでとうございます。まぁ最初は育成に専念すれば良いかと。


>>>

■キノコシーズン到来
[22:13 2016/09/11]
□Update...TOP絵更新 & [Kinoko]更新

お久し振りです。

まずはこれもまたお久し振りのTOP絵更新。艦これより「重巡棲姫」嬢。
初登場時の絶叫で一躍お茶の間のアイドルとなり、比較動画とかもヒット。
お次は書籍の設定資料での「ろでお」で人気は更に加速して行きます。
トドメは前回の夏イベでラスボスかつ水着で参戦しちゃった娘っ子です。

今回は全力で戦いたかったですね・・・ちょっと残念なので供養絵です。
この娘、意外と容姿や言動がリアルな女の子って感じがして好きです。
あの設定資料絵で好感度上がったって提督も多いんじゃないかな?



同時に写真図鑑も更新しました。これで未掲載含めて105種となりました。

て事でガヤドリ擬人化娘は日記保管。擬人化図鑑にも載せないと。
ただ今ストックしてる擬人化娘が徹底的に冬虫夏草ばっかなんですよね。
いい加減冬虫夏草以外のキノコも加えたいトコロです。いつになるやら。


て事でメインのキノコの話題。

休みを利用して地元でキノコ狩り。2日で複数ヶ所を探索してみました。
一日目は冬虫夏草、2日目は菌根菌にターゲットを絞って行動しました。

1日目。

まずはイトヒキミジンアリタケの発生が見られる里山の林道へ向かいます。
この場所の目的は冬虫夏草。初見の虫草が出ないか期待しての訪問です。
イトヒキミジンに重複寄生すると言うアリノミジンツブタケが大本命ですね。



まず最初に目に入って来たのはここではお馴染みツクツクボウシタケ
この通り沿いで今年に入ってから20株以上は見ているような気がします。
ただこれでもテレオモルフのツクツクボウシセミタケは出ないんです。
とりあえずコレは馴染みの虫草なので、今回は軽く断面作って終了かな。



昨年ここで見たので探してみたら有りましたセミノハリセンボンです。
中身が重いヤツが居れば、埋めておけばスズキセミタケが出てくるかも?
すぐ近くでもう1株発見。かなり白く見えるので這わなくても分かります。

その後新規発見は無し。クモ生も狙ったんですが収穫は有りませんでした。
ここでは他にハナオチバタケやコイヌノエフデなんかも発生していました。
コメツキヤドリシロツブタケが成熟しかけてたのも大きい収穫かな?



居ましたソライロタケ!今年はもう見れないと思ってましたよキミィ・・・。
後日gajinさんが研究用の標本に提出するとの事で採取しに来られました。
やはりソライロは年に一度は生で見ておきたいキノコの一つですよねぇ。

この日の探索はここまで。さわりとしては上々かな。


2日目。

この日は冬虫夏草は探さないと言う覚悟のもとに通常レンズに切り替え
久し振りに初心に戻って活気付いてきた菌根菌どもに会いに行きましょう!
向かうはいつも観察会で訪れている地元の里山の使われていない林道です。



いきなり珍菌ミカワクロアミアシイグチがお出迎え。最高のスタート!
低地に生えるイグチとしては珍しく猛毒菌で致命的な可能性も有ります。
何よりも発生地域がかなり限定されており、会えただけでラッキーかも?



直後にまたも珍菌シロヤマドリタケ発見!白と黒で初代プリ○ュアか?
本種も比較的発見例が少ない種の一つ。ここでは安定して見れますけど。
パッと見はヒポミケったイグチにしか見えないので紛らわしいったら・・・。

ここはまだ入り口。ここから森の中へと足を踏み入れます。

・・・涼しい。

9月に入ったとは言え比較的厚めの長袖でも不快感が無い気温ですね。
秋の訪れを感じます。そろそろ美味しいキノコ達も動き出す頃かな?
て言うか久し振りすぎて新鮮ですねこの感じ。懐かしくすらある。



もう騙されんぞ?ニセクロハツかと思いきやビロード状のこの独特な質感。
これでもチチタケの仲間のオオクロチチタケ(仮称)です。でっけぇ!
あの細身のクロチチタケと近縁とは到底思えないビッグサイズですね。



オオクロチチタケを撮影していたら何とも言えないあのイグチの腐臭が。
見上げると差し込む日差しの中にド派手なダイダイイグチが見えます。
とりあえずラクガキしてみました。青変性が有る種はこれが楽しいですな。

しばらく進むと林道が広くなった場所に出ました。今回は紹介しようか。



観察会のたびに正体が分からなかった謎のキノコ。やっと属が判明です。
裏側が赤くなる事からもしかしてイッポンシメジ属?と予想しました。
結果は正解!gajinさんが胞子を観察して確認していたのだそうです。
しかし似た種は図鑑に見当たらず・・・結局は不明菌の一つって事で・・・。



出ましたお馴染みのテングタケ属不明種。黄色い粉が可愛いヤツです。
これ様々な地域で発見されてるんですが、どうも似た種が見当たりません。
関西に多いように感じますが実際問題どうなんでしょう。情報求む、ですね。

ここで終点に到着。ここから先は何も無いので帰りつつ探します。



崖の下に大きなキノコが見えました。降りて行くとコチラも見慣れた姿。
私が個人的にパンケーキイグチと呼んでいる謎の大型イグチです。
どうにも管孔が多角形でアワタケ属のような気がします。巨大ですけど。
個人的に色合いが好きな種なので、一度注意深く観察してみますね。



車の前まで戻って来た時に遠くに巨大な影が。やはりオオオニテングタケ
確かにコイツもこの時期ですね。しかもこれは完品とも言うべき綺麗さです。
ありふれたキノコではありますが、この大きさは慣れててもグッと来ます。

ここでこのフィールドは散策終了。次の場所へ移動します。

時間が有るので最後に1ヶ所、オオオニテングタケの大発生地へ寄りました。
この場所はミカワクロアミアシイグチも発生する中々良い場所です。
春には倒木にマルミアリタケも出ます。荒れた場所だからですけどね。



ここはマクツバコナカブリテンg・・・ティラミステングタケの大発生地。
至る所に出ていて足の踏み場が無いレベル。選りすぐるのも大変ですよ。
周囲にはオオオニも居るにはいますが、まだ出始めたばかりと言う感じ。
ミカワも見当たらず、適当に被写体を探して森の中を歩き回りました。

とここで電話が。誰だ。

どろんこさんだ。

聞くと私同様探索に出ていたが、あまり収穫が無かったとの報告でした。
あーでもないこーでもないと冬虫夏草の話をしながら適当に撮影・・・。

その時でした。

オオオニテングタケを撮っていてふと足元の朽木に変形菌が居るのを発見。
私は粘菌の仲間には興味が薄い人。話し中とあってスルーしかけました。
しかし妙にその色合いに違和感が有り、気になってルーペで観察する事に。

目を疑いました。



細毛体が・・・青い?ウツボホコリの仲間のようだがこんなの知らないぞ?
帰宅後確認してみると激レア粘菌のアオウツボホコリだと判明しました。
発見者はあの南方熊楠氏。彼を紹介する際にも名前が良く出る種だそう。
粘菌屋さんには憧れの種だそうで、何話し中に見付けてんねんて感じ。
最後の最後に超大物を発見しましたが、何とも不思議なシメとなりました。

以上。


写真整理も順調です。今回は冬虫夏草を一気に掲載しておりますよー。
あのシャクトリムシ生の虫草もようやっと紹介する事ができました。
写真はまだまだたくさん残っています。作業は終わりそうにありません。


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