■ブナ林でオフ会を
[23:16 2017/07/06]
□Update...[Kinoko]更新 & [Personification]更新

雨降りましたね。

遠征してきました。

いやーだって雨降ってキノコ出たら遠征するしかないっしょ!ねぇ皆さん?
と言う事で今回はどろんこさんにお誘い頂きブナ林探索に出かけました。
詳細な日程を書くのがオフレポですが、もうメチャクチャだったので省略で。
ただ収穫的にはとんでもないのが出ましたので、大満足の結果でしたけど。


09:00。

集合予定は10:00だったんですが、かなり早く着いてしまいました・・・。
早めに動かないと落ち着かない人間なのでこう言う時に損だと感じます。
せっかくなので近くのトイレで大を済ませてどろんこさんを待つことに。

どろんこさんも予定より早く着いたので早速目的の場所へ向かう事に。
最終目的地に着いてしばらくするともう一人の参加者が待ち合わせ場所に。

フジタケ氏です。

そう、あの有名なキノコ図鑑サイト「遊々きのこ」の管理人その人なのです。
今回は特別にフジタケ氏のフィールドを案内して頂ける貴重な探索会です。
どろんこさんも詳しく調査したことが無く、何が出るか分からない未知の領域。

まぁ案の定と言うか、このフィールドの持つポテンシャルは凄かった・・・!


今回の私の最大目的ですが、意外にも冬虫夏草のコガネムシタンポタケ
朽ち木生の入門種的な存在ですが、私は今まで本当に出会いに恵まれず。
一度見た事は有ったのですが、未熟で追培養失敗。成熟個体未見でした。
オオセミタケと言い、初心者向けとされる種にホント見放されています。

なのでそれに会える事だけを祈って向かったのですが・・・。



メッチャ居るし。

これでも今年は不作との事でしたが、慣れれば目線が合うだけで発見です。
凄いものだと露出した宿主が2つ並んでいたりとやりたい放題な感じ。
有る場所には有るとは聞いていましたが、これで不作とは思えませんね。
↑は一日分ですが、午前の部でほぼほぼ標本採取と撮影は終われました。

と序盤で目標は達成してしまったワケですが、探索はまだまだ続きます。



最初は何か分かりませんが、上を見るとシデ類の葉。そしてチチタケ属・・・。
あ、これヒロハシデチチタケだ!地味に初見だったので嬉しいですね。
その名の通りシデ類の樹下に発生し、ひだの間隔が広いのが和名の由来。



あまり低地では見られないアカハチノスタケ。自分は完全初見でした。
アカと言うワリには赤くなく、ハチノスタケとは傘の反りが逆で傘状です。
色が疑問ですが、これ老成すると赤みが強くなるのが由来だそうです。



個人的に大ヒットだったのがこのコガネヌメリタケ!何と言う美しさか!
コチラもあまり知名度が高くない種ですが、それは本当にもったいない!
傘の周囲とひだにオレンジの縁取りが有り、宝石のような美しさですよ。



どろんこさんがずっと「チ◯コ」連呼していたキツネノロウソク。可愛い!
キツネノタイマツは見たこと有ったんですが、ロウソクは完全初見でした。



コチラも完全初見のヒカゲイタチタケ。聞いた事の無い和名で興味津々。
ハゴロモイタチタケに近いようですが、傘が平滑な点で区別できるようです。
暗色の傘と白い鱗片のコントラストがまるでキツネノサカズキみたい。

とここでお昼を過ぎたので車に戻り、ガスに包まれた神秘的な昼食。
十数メートル先が見えないような濃い霧の中に居ると日常を忘れます。


さて、腹ごしらえも済ませて昼の部開始です。

とここでどろんこさんが朽ち木の下で何かモゾモゾしているので覗いてみます。
「これもしかして・・・」と白い粒をルーペで見て表情が変わりました。
自分もルーペでそれを観察させてもらい、驚いて地面に突っ伏しました。

硬いカエデ類の朽ち木の下側にそいつは居ました。



超珍冬虫夏草のクビナガクチキムシタケ!まさか現物に出会えるとは!
ちなみに県内初発見だったそうで、どろんこさんの興奮も無理有りません。
紛れもなく本日一番の発見。遠征でここまで来た甲斐はこれで余裕回収!



慣れると朽ち木の色んな場所に顔を出しているのが分かるようになりました。
これなら次に見かけた時に見落とさないですね。脳ジワに刻みましたよ。



コチラは帰宅後に断面を作成したものです。4時間かかりましたが、何か?
宿主はヤマトクチキカの幼虫。尾部の水管を菌糸が通って樹表に出ます。
細い水管を伝って子実体を形成するので首が長いように見えるワケですね。
ちなみにカエデ材は超絶硬いので断面作成は地獄としか言えません。
ブナ材は脆いので簡単に削れるんですが、ここまで凶悪だとは思わなんだ。

とここで大盛り上がりだったワケですが、まだ収穫は続きます。



コチラも知名度の低いフジイロアマタケ。穏やかな子実体の色が美しい!
どろんこさんとフジタケ氏両氏のイチオシなだけのことはありますね。
しかしこの穏やかな藤色はすぐに消えてしまうそうで、貴重な出会いでした。



怪しいと思った枯れ沢筋を歩いていてどろんこさんが発見したオサムシタケ
自分は標本しか見た事が無かったので嬉しい!ただチョイ小さかったかな?
しかしこんな小さいのを薄暗い森で発見するとは・・・まだ探索眼が足りぬ。

実は密かに狙っていた冬虫夏草が有ります。それはエゾハルゼミタケです。
冷涼なブナ林帯に発生するとされ、どろんこさんも道中探してはいました。
ただ残念ながら他の収穫に圧され、十分な探索の時間が取れず発見ならず。
でもそれだけ他の収穫が有ったと言う事で、今後の宿題にするとしましょう。


とここで探索は終了。大雨にも降られず、無事終わる事ができました。
終わってみれば本当に素晴らしい収穫でした。本当に楽しかったです。
フィールドを案内して下さったどろんこさんとフジタケ氏に改めて感謝を

ありがとうございました!


これでは終われませんね。絵が無いし。



これでキノコ擬人化娘114人目です。虫草娘ばっかだな最近!

そりゃ「Ophiocordyceps neovolkiana (コガネムシタンポタケ)」擬人化するよ!
名前はストレートに「黄金山 タンポ」嬢。今後も派生させたい名前ですしね。
デザイン的にはもうコレしかない!って感じでパッと浮かんだそのまま絵に。

名前がカタカナなのはほとんどの図鑑で「タンポ」を漢字で載せてないため。
語源的に「短穂」で「ミホ」と読む事も検討したんですが、一時保留で。
「短」を「ミ」って読むかどうか調べまくりました。方言?でギリ有ったよ!


今週はまたもキノコ狩りオフですぞ!頑張りますぞ!

---------------------------[拍手返信]---------------------------

>クモタケは見に行かなければ。
>雨が降ったので東京遠征して来ましたが、カイガラムシツブタケ?
>の未熟を数十個体。成熟時期に行きづらい場所ですが。
>カイガラムシツブタケやハリガタカイガラムシタケは
>太平洋側ではアジサイの群落に多いです。
>写真のカイガラムシ生は今の時期にストローマを伸ばしていない様なので
>カイガラムシツブタケ等とは違うと思われます。
>これから、虫草シーズン本番、沢山見つけましょう!
>
>水戦も艦偵もネジが重い… (油蝉 さま)

自分も宿主周囲に薄く伸びた菌糸がアイツっぽいなぁとは思ってます。
でも大型宿主に感染すると子嚢殻が多く出るみたいなので楽しみですね。
これからは冬虫夏草だけではなくキノコオフを多数計画しておりますぞ!


>>>