注文の全く無い料理店


■ はじめに ■

当サイトへお越し頂き、誠にありがとうございます。

管理人のosoと申します。このサイトは私が実際に足を運び、出会った魅力的な廃墟や廃屋、忘れ去られた人工物などを撮影した写真を掲載しております。 森に飲まれた旅館、使われなくなった生活道、廃線跡、二度と客が訪れる事の無いレストラン等々、そのジャンルは多岐に渡ります。 これらをデータベース化し記録してゆく事、そして廃墟の魅力を伝える事、これが当サイトの主な趣旨となっております。


■ データーベース ■

以下は都道府県別の記録になっております。クリックで個別ページに進みます。
太字になっていない県は訪問していないため未記載となっております。

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■ 更新記録 ■

20170401...静岡県に1件追加
20170322...岡山県に1件追加
20170105...東京都に1件追加



※不法侵入等の行為を避けるため詳細な場所は伏しています。ご了承下さい。






■20170401...[静岡県藤枝市某所]
□静岡県に1件追加

山道を車で走っていると妙に手入れされた痕跡が有る事に気付いた。

暫く走るとどうやらここはリゾート開発途中で放置された場所らしく、コテージ等を建設予定だったであろう入り口に到着した。 恐らく好景気に調子に乗って開発を始めたのだろうが、バブルが弾けて業者が手を引いてしまったのだろう。 良く見ると敷地には購入者であろう名字が書かれた看板が立っていた。 持ち主は今何を思っているのだろうか。いや、もしかすると忘れてしまいたいのではなかろうか。

そのすぐ近くに有ったのがこのトイレ。当然水は流れない。

何故こんな道端に?と思ったが理由はすぐ分かった。このトイレのすぐ裏手は消毒槽。その奥には緑色の水を貯めたプールが有った。 相当長期間手が入っていないらしく、100万円貰っても入りたくない、そんな水が満ち満ちていた。 ここは夏場に避暑地としての使用を目的に作られた場所だったのだろう。

このプールで誰かが泳ぐ事は恐らく二度と無いだろう。

もしかすると周囲にまだ宿泊可能な建物も無い事から、誰一人泳いだ者は居ないのかも知れない。


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■20170322...[岡山井原市某所]
□岡山県に1件追加

遠目に立派なビルが見えた。

妙に小綺麗だが周囲には何も無く、森に囲まれている事に違和感を覚え、それらしき道を突き進んでいった。 到着したのは立派なホテル。しかし駐車場は閉鎖されていた。 玄関の自動ドアに張り紙が見えるので歩いて行ってみると、どうやら数年前に閉店してしまったようだ。 カーテンの隙間から見えるフロントはまだ綺麗だが、観葉植物は枯れ果て、時間の流れを感じさせた。

当然中に入ると不法侵入なので、周囲の道をぐるりと歩いてみた。 ここまでの道が綺麗だったのは地元の方が林道として今も使っているからのようで、途中軽トラとすれ違った。

辛うじて撮れたのはこの一枚。道に面した場所から撮影できる非常階段だ。ただもう登る気には到底なれない劣化具合だった。 周囲には恐らくホテルで使われていたであろう皿や茶椀が散乱していた。これでご飯を食べた客が居たのだと思うと少し寂しい。

ちなみに地下にも階段は続いていた。降りる度胸は・・・流石に無かった。


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■20170105...[東京都目黒区某所]
□東京都に1件追加

都会の中にも意外な廃墟が有ったりする。

それは今も生きている建物の隙間に有ったりして、意外と気付かない事が多いようだ。

街中を歩いていてとある高架下をくぐった時にふと気付いた。これは無数の配管。しかし動いている気配が無い。 気になって周囲を見回すと、ここはどうやら高架下に埋め込まれるように建てられた料理店の調理場のようだ。 そこそこの規模のようで、搬入口も幾つか有り、最盛期は排気がこの高架下を満たしていたのは容易に想像できる。

しかし今は静かで店内には何もない。

面白かったのが、この高架をくぐった先はごく普通に店が並んでいた事だ。 中華料理屋や和菓子屋など今も生きている店が並んでいる。 まるでこの一画だけ時間が止まったような、そんな感覚になった。

消化器は赤い箱だけで中身は無くなっていた。まあもう消す火が出る事も無いだろうが。


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