■Agrocybe farinacea (ツバナシフミヅキタケ)

■ 2009年04月27日 撮影

目的のキノコは別でしたが、梅園の敷き藁に大量発生しているのを発見。
和名は「鍔無文月茸」。「文月(旧暦の7月)」とありますが、春早くから発生します。
公園に敷かれたウッドチップ等に大量発生する事も多く、実は知名度は高いですね。
オキナタケ科であり、近縁な種にフミヅキタケやヤナギマツタケが存在します。


■ 2009年04月27日 撮影

結構大きく、傘の直径は10cm超え。色は全体的に黄土色をしています。
触ってみると粘性は全く無く、ツルツルした手触りです。見応えは有りますね。
若い個体では傘にシワが見られます。乾燥が原因ではなく、こう言う種です。


■ 2009年04月27日 撮影

裏側ですが、このボリュームが・・・。柄もかなり太く傘もブ厚いですね。
ひだも柄も傘と同じ黄土色で、柄はかなり繊維質で基部がやや膨らみます。
近縁なフミヅキタケとの違いは、和名の通りのつばの有無。これが決め手ですね。
ひだは成熟すると胞子で褐色に変化するのはオキナタケの仲間っぽい?
香りを嗅いでみると分かるんですが、かなーり小麦粉臭いんですよね。

「食」とする文献が有りますが、シロシビンを含むそうなので有毒としておきます。
近縁のフミヅキタケやヤナギマツタケが優秀な食菌なので意外な感じですね。


■ 2009年04月27日 撮影

春から秋にかけて稲藁やウッドチップに発生するキノコ。群生が普通ですかね?
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