■Amanita battarrae (カッパツルタケ)

■ 2014年07月05日 撮影

富士山で大型のモノを見ましたが、低地でも出ているとは思いませんでした。
和名は「河童鶴茸」。カッパなのかツルなのか良く分からない名前です。
各種林内地上に発生し、傘の表面の色が独特なためこの名が付きました。
現在は仮称扱いなのかな?オオツルタケに近縁な種と考えられています。


■ 2014年07月05日 撮影

傘は最初鐘形から平らに開き、色は灰褐色で周囲に溝線が有ります。
まぁ一目で「カッパ」たる所以は分かるかと思われます。そう、お皿です。
本種の傘には溝線のスタート地点から中央にかけて色が変わっています。
頭にお皿を乗せたように見えますね。分かりやすい名前だと思います。


■ 2014年07月05日 撮影

余裕有るので引っこ抜いてみました。柄にはつばは無く確かにツルタケ系です。
柄は中央付近が傘と同色のだんだら模様が有り、確かにオオツルタケ似。
しかしひだに有るはずの縁取りは無く真っ白。確かに別種のようですね。
基部には白色のつぼが有り、縦長で深く埋まり、抜くのが大変でした。

オオツルに近縁であるならば、恐らく毒キノコと考えて良いでしょうね。
テングタケの仲間は有名な種でない限りは基本毒だと思っときましょう。
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