★Amanita caesareoides (タマゴタケ)

■ 2014年09月15日 撮影

富士の亜高山帯で発見しました。今思うと幼少期に見た覚えが有ったり。 幼稚園児の頃でしょうか?今でも微かに記憶の片隅に残っています。 海外で「帝王のキノコ」とも呼ばれるセイヨウタマゴタケに近縁な種です。 柄のだんだら模様に大きな個体差が有りますが、全て同種とされています。

一緒に登ったお二人も見付けた時は一緒に大絶叫した超巨大な子実体です。 立派すぎて引っこ抜くのが勿体無く、放置しました。胞子飛ばしてね〜♪。

長らくタマゴタケの学名は海外種の「A.hemibapha」が当てられていました。 しかしこの種は日本国内には存在しない事が判明し、変更となりました。 ずっと放置していましたが学名一覧が更新されたため思い切って更新です。 本種はつぼの内部が黄色いと言う特徴が有り、判別に役立ちます。


■ 2014年09月15日 撮影

傘を拡大しました。成菌ではほぼまっ平らに開き、中央がやや盛り上がります。 傘の周囲には条線が有り、色は赤色ですが、成長と共に少しずつ退色します。 注目すべきは溝線の縮尺。見慣れてる人なら異様な大きさと分かるはず。


■ 2014年09月15日 撮影

やっぱり背の高いテングタケ科のキノコは見上げる構図が映えますね。

わざわざ語る必要も無いでしょうが美味な食菌です。恐らく最高峰でしょう。 料理の種類にもよりますが、味も香りも良く、揚げ物、汁物、何にでも合います。 傘も柄も食べられますが、つぼはぬっちょりしてて不快なので取り除きましょう。 ただここは国立公園内、採取して味見できなかったのが残念でなりません・・・。

■ 2008年09月15日 撮影

ブナの倒木の下に出た子実体。これが初発見でしたね。採れませんでしたが。 最初に発見したのが大台ヶ原なので、その後当分手が出せませんでしたから。

■ 2008年09月15日 撮影

成菌です。ササの茂るブナの単生林内に数株距離を開けて発生していました。 猛毒種が多いテングタケ科の中に有って、極めて美味とは不思議なモノです。 低地で見るヤツとは異なり、柄に強烈なだんだら模様が存在しません。


■ 2008年09月15日 撮影

やはり中央部の赤と周辺部の黄色と赤の放射状ストライプは見事ですねぇ。


■ 2008年09月15日 撮影

引っこ抜くワケには行かないので、頑張って湿った地面に這いつくばりましたよ・・・。 裏側です。ひだは黄色。柄に模様は無く、橙色のつばが中程やや上に残ります。 この色合いのせいで毒キノコと思われがち。確かにベニテングタケに似てます。 しかしベニテングは傘は赤いものの、柄もひだも純白。カバノキ属樹下に生えます。 つまり知ってさえいれば間違う事なんて有り得ない、極めて安全な食菌なのです。

■ 2008年09月15日 撮影

何と言う愛らしさ・・・。食べたかったがここはぐっと我慢です。別の場所探そう・・・。 傘は鮮やかな赤色、柄は鮮やかな黄色なのに、つぼだけ白色なのが何か不思議。 言われて気付きましたが、柄に模様を持つタイプとは違いつぼの内側が黄色い

■ 2008年09月15日 撮影

これが和名「卵茸」由来となった幼菌の姿。色はさておき見事なタマゴ型。 幼いキノコには可哀想ですが、これくらいがぶっちゃけ食べ頃ですねぇ。

■ 2009年07月24日 撮影

遠いわ〜!!!この前は道路脇に生えてたので撮影しやすかったんですが・・・。 今回は発生量が少ない上に、道路近くの個体は痛みが激しくて撮影は断念。 仕方無いので三脚を立てて手ブレを入れないようタイマー設定して撮りました。 やっぱり綺麗ですね〜。でもこの姿から「タマゴ」は連想できないなぁ。

■ 2010年07月17日 撮影

この日は毎年道際に出るはずのタマゴタケが全然出てない!大不作でした。 良い裏側が撮れていないので近くで撮影したかったんですが・・・残念です。 諦めて歩みを進めていると、遊歩道の最後辺りで1株だけ手の届く距離に!!! 残念ながら幼菌でひだの撮影はできませんでしたが、嬉しいプレゼントでした。

■ 2013年10月05日 撮影

今までは国立公園内でしか発見できておらず、ずっと採取が叶わなかった本種。 だが今回は堂々と採取可能な富士山!やっとこう言う写真が撮れました! 食べようと思ったんですが、この周囲はシカの糞だらけで断念しましたが。


■ 2013年10月05日 撮影

初!裏返してみました!ひだの黄色と柄のダンダラ模様が良く分かります。 どうも針葉樹林帯の柄に模様の無いタイプは別種との説が有力みたいです。 まだ正確な情報が得られていないので、もうしばらくこの形で掲載します。

■ 2013年10月05日 撮影

食べ頃の綺麗な個体が2つ有ったので、持ち帰ってフライにし実食してみました。 ハッキリ言って激ウマです。衣付けて揚げたんですが、凄まじい旨味です。 人工甘味料無しの醤油のみの味付けでしたが、口の中に広がる味はもう最高! 家族にも大好評であっと言う間に売り切れてしまいました。噂は真であった。

■ 2014年08月30日 撮影

幼菌でも頭さえ出していればすぐに見付かりますね。やっぱり可愛い♪

■ 2014年08月30日 撮影

確かに亜高山帯針葉樹林に多く見られるタマゴタケはだんだら模様が少ない。 かつてセイヨウタマゴタケタイプと呼ばれてましたが、納得の種小名です。 低地であまり見かけない地域に住む私としてはむしろ見慣れた姿なのですが。

■ 2014年09月15日 撮影

実はここまでだんだら模様がハッキリ出た子実体を見たのは初めて! 私の地域はタマゴタケが極端に少なく、今まで見たのはほとんどが高地。 そのため柄に模様が少ないタイプばかりを見ていてそれに慣れていました。 なので低地のブナ林でコイツを見た時の衝撃はハンパなかったですね。

■ 2016年09月02日 撮影

八丈島での冬虫夏草ツアー中に車中から発見した立派な子実体です。 柄の色が濃く、まさかフチドリタマゴタケ?とか思いましたが違いました。 八丈島にも居るんですね。どう言う経路で侵入して来たんでしょうか?

■ 2016年09月25日 撮影

八丈島でその姿を見てから富士山でこの姿を見ると印象も違ってきますね。

■ 2016年09月25日 撮影

緑のコケに覆われたタマゴタケ、赤と緑のコントラストが実に美しいです。 富士山は地衣類クラスタにも人気が高く、地表の雰囲気自体レベルが高い! ただ地衣や堆積物の層が厚いので白いつぼが見えにくいのは欠点ですね。

■ 2017年08月05日 撮影

亜高山帯で見る本種は不思議と大きいです。車中からすぐ分かりました。 まぁ偶然なんでしょうけど、ここまで大きいと恐れ多くなっちゃいますよ。


■ 2017年08月05日 撮影

子実体が大型化してもひだの密度などは変化しないのがポイントですね。 そのため上からだと幅の変わらない条線の本数で大きさが分かります。 つぼがかなり露出しているので水分とか心配ですが、そこは大台ヶ原です。


■ 2017年08月05日 撮影

見上げてみました。凄まじい迫力です。このひだの多さは笑えて来ますわ。 やはりタマゴタケはこの白いつぼと派手な傘や柄のギャップが醍醐味です。

■ 2017年08月05日 撮影

コチラは大台ヶ原では珍しく柄にだんだら模様が有るタイプのタマゴタケ。 ここではツルンとした柄の子実体が多く、むしろこれは少数派のようです。

■ 2017年08月12日 撮影

ひょこっ。それだけです。マジで可愛い。

■ 2017年08月12日 撮影

もう少し出て来たヤツ。やっぱタマゴタケはこれくらいが一番可愛いかもです。 幼菌時は傘の粘性がまだ強いので、このように傘に付着物が多いですね。 しかしこの赤さよりもタマゴに和名命名のウェイトを振ったのは凄いと思います。 自分だったら和名のどこかに必ず「赤」系のフレーズを入れちゃってそうですし。

■ 2017年08月12日 撮影

開いているヤツも居ました。食べるならこれくらいが丁度良いかも知れません。 ただこの場所、地面のコケが綺麗なんですがつぼが見えないのが玉に瑕。

■ 2018年07月16日 撮影

ガガさん主催の冬虫夏草オフにて出会いました。道に生えているものは蹴り飛ばされていました。 何てことしやがる!・・・にしてもここのタマゴタケ、何か色が淡いような。

■ 2018年09月09日 撮影

大台ヶ原で出会ったタマゴタケ。ここまでは見慣れた光景でした。 最初に本種に出会ったのもココでしたし。しかしこの日は大台ヶ原さんのサプライズが有ったのです。

■ 2018年09月09日 撮影

結論から申しますと、この日一日で見たタマゴタケの数は200株を超えると思います。誇張じゃなく。 今まで色んなキノコの大発生に出くわしましたが、このような大型種がここまで一気に出るのは初めてかも知れません。 もう道中あまりにも出すぎていて途中から撮影する気が失せましたからね。 ただ、ここまでの規模の発生が見られるのは採集者が居ないからでしょう。考えさせられた一日でした。

■ 2018年09月09日 撮影

また短時間で一気に発生したためか、状態の良い子実体ばかりだったのも驚きでした。 ただ先述の通り採取できないのでフラストレーションは溜まりましたね。多少。

■ 2018年09月09日 撮影

地面から顔を出したばかりの幼菌です。凄まじい彩度! 上に土が被っていてもこれだけ派手な色だと漏れた色で分かっちゃいますよ。

■ 2018年09月09日 撮影

可愛い幼菌とドングリのツーショット。詳しくないけどこの大きさはやっぱミズナラかな? 赤と緑のまさに補色の組み合わせが何か面白かったので思わず撮影しちゃいました。 やっぱ亜高山帯の広葉樹林は菌根菌が幅を利かせていますね。

■ 2018年09月09日 撮影

見慣れない色のタマゴタケを発見!これがいわゆる黄色型と言われる色素欠損型か。 初めて見ました。実は似たような現象が近縁なチャタマゴタケでも見られます。 傘中央部だけが茶色で全体的に黄色くなるため、キタマゴタケにソックリな外見になります。 それがノーマルのタマゴタケでも起きたようです。これは中々にレアかも。

■ 2018年09月09日 撮影

単に雨で色素が抜けただけじゃね?って思われるかも知れませんが、違います。 と言うのもすぐ近くにこのような幼菌があったからです。 つぼから出てすぐに色素が溶出することはまぁまずありません。

■ 2018年09月09日 撮影

すぐ近くに別の黄色型が居ました。となるとここ一帯の菌糸が同一菌株の可能性があります。 貴重な場所かもしれないのでしっかりと覚えておきました。翌年以降も出ていれば良いなぁ。 安定しているかどうかは何とも言えませんからね。

■ 2018年09月09日 撮影

非常に強いだんだら模様の子実体。いかにもって感じですね。 普通に考えてみれば真紅の傘にまだら模様の柄なんて警告色としか思えませんよね。 これで美味だってんだからある意味不親切なキノコですよ。

■ 2018年09月09日 撮影

柄にだんだら模様を持つタイプ(左)とだんだら模様が薄いタイプ(中央)、そして柄が滑らかなタイプ(右)が並んで出ていました。 周囲にも数株ありましたが、別に棲み分けしている様子もありません。 やはり柄の模様に関しては単なる個体差レベルなのかも知れませんね。 しかしこれだけの数を一度に見てしまうと感覚が狂いますわ・・・。
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