■Amanita orientogemmata (ウスキテングタケ)
■ 2010年08月22日 撮影 初めて見れたのに発見場所は近所だったと言う不思議な出会いの「淡黄天狗茸」。 夏から秋にかけて雑木林に発生するのですが、意外と発生場所が限られます。 発生地点に共通するのはコナラ等の広葉樹に混じってアカマツが有る事でしょうか? 外見はテングタケに似ていますが、傘の色が決定的に異なるので良く分かります。 海外にも分布しているのですが、日本の物とは別種である可能性が示唆されています。 ■ 2010年08月22日 撮影 和名の通り傘の色は淡黄色で周囲には条線。表面には白いつぼの破片。 見慣れたテングタケの色が極端に抜けたみたいで凄まじい違和感が・・・。 ■ 2010年08月22日 撮影 もいっちょ少し開いた傘です。意外に小型?テングタケよりも小さいような。 ■ 2010年08月22日 撮影 裏側です。ひだは白色。柄はやや黄色みを帯び、下方に膜質のつばが有ります。 柄の表面にはだんだら模様が有るのですが、妙に粉っぽくて湿り気を感じます。 基部は球根状に膨らんでおり、周囲につぼの名残が付着しています。 あと写真撮ってて分かったんですが、凄く粉臭いですねコイツ・・・。 説明の必要は無いでしょうが、疑う事無き毒キノコです。どうぞご安心下さい。 症状はテングタケとほぼ同じ胃腸系と神経系の中毒ですが、本種の方が強め? 毒成分も若干違いが有り、海外では死亡例も確認されているので注意が必要です。 ■ 2010年08月22日 撮影 テングタケ科の幼菌は本当に癒し系だなぁ。白い斑点はキノコのロマンですね。 やっぱり違和感がー!この外見なら傘の色は灰褐色か赤色のハズなのにー! ■ 2010年08月22日 撮影 実はこの発生場所は雑木林を貫通した舗装道路の脇で、1m横を大型車が走ります。 その両側に安定した発生が見られます。この写真は道の反対側の群生の一部。 道の下を菌糸が走っているのか、それとも胞子が飛んだだけなのか、謎です。 まぁ当然なのですが大型車が行き交う細い道なので撮影がマジで命がけです。 ■ 2011年07月31日 撮影 今年も同じ場所に発生し始めました。傘の色が鮮やかに写ってるのは雨のせい。 ■ 2011年07月31日 撮影 傘が水に濡れ、やや粘性を持っているようです。ツルッとしてて可愛いですね。 そう言えば以前は「A.gemmata」で載せてましたが、学名変わってたんですね。 従来の学名は海外の種のもので、どうやら国内の本種は毒性が弱いようです。 ベニテングは近くで見れないので、本種の存在は私の心の清涼剤ですよ・・・。 ■ 2011年08月04日 撮影 この場所から移動する気は無いんですかね。この一画にしか発生しません。 見付けやすくて良いんですが、すぐ右が車道なので停車するのが一苦労。 歩道が無いので人通りが無いため、道路脇が荒らされないので助かります。 逆にゴミのポイ捨てが多いので撮影する時は角度に気を遣います・・・。 ■ 2013年09月11日 撮影 しばらく行く機会が無かったので出会えませんでした。他で見ないんですよね。 本種って何だかんだでどこにでもある種ってワケじゃないのかも知れません。 ■ 2013年09月11日 撮影 実は1つ上の写真もなんですが、デジカメじゃなくてスマホで撮影した物です。 正直以前から携帯で写真とかあんま撮る気になれない人種だったんですよ。 だから掲載に耐え得る高解像度で撮影できると知ってビックリしましたね。 これなら普段からデジカメ持ち歩かなくても偶然の出会いを写せるハズだ! |