■Astraeus koreanus (コツチグリ)
■ 2014年3月21日 撮影 近所の自然公園のクロマツの植わった砂地に大群生を作っていました。 パッと見はツチグリそのものに見えますが、見た目で分かるほど小さいです。 それ以外にも無印とは異なる特徴を持つ「小土栗」です。種小名は「韓国」。 ツチグリの変種とされているらしいのですが学名見る限り独立種ですねぇ。 古くから腹菌類とされて来ましたが、分子系統解析でイグチ目と判明しました。 ■ 2014年3月21日 撮影 色合いも無印と同じですね。内皮は淡灰褐色で袋状、頂孔が開いています。 雨粒の落下の衝撃でこの穴から胞子を上方に吹き出す性質が有ります。 外皮内側は白色表面が不規則にひび割れ、特徴的な模様を現します。 最大の特徴は外皮裂開の数で13〜15と枚数が多いのが特徴です。 ツチグリは6〜10枚なので小ささも相まって一目で違和感に気付きます。 ツチグリは幼菌時は食用になりますが、本種は食べられるとは聞きません。 恐らく食不適or食用価値無しでしょうね。新鮮な幼菌も発見困難です。 地味なので見付ける頃には完全に熟した個体以上って感じですね・・・。 ■ 2014年3月21日 撮影 運動場脇の砂が盛られた場所に大群生を作っていました。変な光景です。 落ちているドングリと比べると本種が安定して小型なのも分かると思います。 |