■Boletus edulis (ヤマドリタケ)

■ 2015年09月05日 撮影

2015年の富士山。数十年出会う事は無いと思っていたキノコに出会えました。
和名は「山鳥茸」。ヤマドリタケモドキではない本物の「ポルチーニ」です。
古くから存在は確認されていますが、非常にレアで出会う事が難しいキノコ。
ただトウヒなどの寒冷地の針葉樹に菌根を形成するため発生地域が限られます。
低緯度地域では亜高山帯以上でしか見られませんが、高緯度地域では普通。

ウソです。実は初掲載時は2013年。書籍版擬人化図鑑にも写真載ってます。
実は前回の写真は採取済み子実体を地面にぶっ刺したヤラセなんです。
なので今回の登山で意地でも見付けようと思ってました。やってやったぜ!


■ 2015年09月05日 撮影

傘は橙褐色〜黄褐色で赤みが強く、表面は平滑でやや粘性が有ります。
近縁なヤマドリタケモドキは傘がビロード状なのでこの時点でかなり違います。
色は中央ほど濃く周辺は淡色、傘の縁に白い縁取りが有るのも特徴です。


■ 2015年09月05日 撮影

裏側にも特徴は有ります。管孔は最初白色ですが、成熟するとオリーブ色に。
柄は太く中実で色は傘より淡色。表面には独特な網目模様が有ります。
本種の網目は上部ほど明確で、基部に行くほど不明瞭になるのが特徴ですね。

イタリアではポルチーニと呼ばれる超高級な食菌であり、味もまた格別です。
モドキも十分に美味しいですが、味も香りも本種よりかは劣るようですね。
ドイツでの呼び名「石のキノコ」の名の通り肉質が固くしっかりしています。
乾燥品が国内でも入手可能。万能ですが特に洋風の料理に良く合います。

■ 2015年09月05日 撮影

成長しきったヤマドリタケは一見すると低地のモドキと良く似ていますね。
ただやはり傘の雰囲気が全く違いますね。平滑でしっとりしています。
ここまで大きくなると管孔がオリーブ色になり、食用にはやや手遅れかな?