■Boletus fraternus (コウジタケ)

■ 2011年07月31日 撮影

雑木林の開けた場所に点在していました。小さいですが赤くて目立ちます。
和名「麹茸」はその香りに由来するもの。嗅いでみると甘〜いような独特の臭気
かなり一般的なキノコなので見付けても撮影しない事が多いのがダメですね。
いざ画像整理しようと思うと意外と良い写真が無かったりします・・・。

傘は赤褐色で成長すると細かな亀裂が入ります。結構特徴的ですよ。
その名の通り麹様の香りを持ちますが、あまり臭わない個体も有ります。

粉臭いイグチも多いですが、本種は香りも悪くなく、食用になります。
匂いに加えて食感も良いようで、傘は柔らかく、舌触りも中々の物です。
家の庭などに出る事も有りますが、その場合は農薬に気を付けましょう。

■ 2007年06月23日 撮影

森の中に大量発生していました。が、この場所の個体はどれも色が薄い?
不思議とこの周囲だけ色が淡いので、個体変異の可能性が高いみたいですね。
少し離れた場所の本種は普通に赤いので、ここだけ凄く異様に見えてしまいます。

ちゅうか知らずに下のヤマナメクジ触っちゃっ・・・ギャー!!!


■ 2007年06月23日 撮影

裏側です。色合い以外は完全にコウジタケです。孔口の形状もまんまです。
柄の基部に赤みが差すのは名残かな?傘表皮もちゃんと細かくひび割れます。

■ 2007年06月23日 撮影

コチラは日当たりの良い開けた場所に生えていた個体。これが本来ですね。
この傘の表面の亀裂は実にコウジタケっぽいです。普通はこんな傘です。
柄は黄色で繊維状模様。そして時に赤みを帯びる。図鑑通りの姿です。
色の薄い個体では感じなかった甘い香りもちゃんとしますねぇ。


■ 2007年06月23日 撮影

良い写真が無いんですよね、裏側の。管孔は黄色でやや大きいです。
青変性が有りますが、変色するイグチの中では変色性がやや弱いですね。
また本種の特徴として、管孔が角形で管孔面が乱れるのが大きいですね。
にしても本種はイグチ属に見えないんですよね。何にも似てないと言うか。

■ 2011年07月31日 撮影

幼菌も綺麗ですが、やはりコウジタケと言うとこのひび割れた傘ですよね。
赤い表皮とひび割れて見えた内部の白い肉とのコントラストが美しいです。
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