■Boletus granulopunctatus (ツブエノウラベニイグチ)

■ 2009年07月19日 撮影

様々な樹木入り混じる雑木林の中、木の根元に見慣れぬ小さなイグチを発見。
傘は直径3cm程度。大きくても7cm程度にしかならないようですね。
和名は「粒柄裏紅猪口」。その名の通りの特徴を持ったイグチ科キノコです。
ネット上でも情報が少ない所を見ると、そこそこ珍しいキノコのようですが・・・。

傘はくすんだピンク色で、表面には黄色の繊維状鱗片が有ります。
この時点で既に他のイグチとは随分と雰囲気が違うのですが・・・。


■ 2009年07月19日 撮影

本種の特徴はほとんど裏面に集中しています。それは和名にも言える事ですが。
まず柄は黄色の下地に赤色の細鱗片を点在させます。これかなり特徴的。
また管孔は黄色なのですが、管孔の穴の入り口、つまり孔口が赤いのです。
そのため管孔は遠目で見るとオレンジ色っぽく見える、と言うワケです。

不快臭が有るわけでもないのですが、どうも食用価値は無いみたいですね。
本来はもう少し大きくなるようですが、このサイズでは元々ムリが有るでしょう。
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