■Boletus subcinnamomeus (サザナミイグチ)

■ 2009年08月08日 撮影

実は以前から発生する場所も時期も分かっていたのですが、名前が出ない!
コナラ入り混じる雑木林の斜面、毎年同じ場所に発生する大型イグチ。
和名「さざなみ猪口」。「サザナミ」はひらがなの方が妥当のようですね。
これは滋賀県大津市近郊で初めて発見された事にちなんで付けられた名前。
滋賀県以外での発見報告がほんとんど無い、かなり珍しい種のようです。
これを見た別の方もサザナミイグチとして良いのでは?との事でしたので掲載。


■ 2009年08月08日 撮影

傘の色は明褐色。この個体はやや色褪せてますが、実際はもっと濃いです。
管孔は黄色で、指で傷付けても肉眼的な変化はほとんど見られませんでした。
柄は管孔と同様に黄色で網目は無く、やや微粉状。肉は黄色のようです。
肉は傷付けると色が濃くなるそうです。噛んでみましたが、味は温和でした。

発見例が少ないため明らかに情報不足、食毒不明としておきます。
食べた方も居られるそうですが、あまり味も無く、さほど美味しくないそうで。
確かに大型のキノコにしては香りも控えめ。肉も弾力が無い感じでしたけどね。
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