■Boletus subtomentosus (アワタケ)

■ 2012年07月14日 撮影

どこのフィールドでも必ず出会うと言っても過言ではないポピュラーさんです。
和名は「泡茸」。その名の通り裏側の管孔が泡に見えるからって感じかな?
広葉樹林では高頻度で見かける小型のイグチです。アミタケとはまた別物。
これ!と言った明確な特徴は無いですが、雰囲気で何となく分かる感じです。
ありきたりなのでいっつも写真を忘れる・・・。やっとそれらしい写真を掲載。


■ 2012年07月14日 撮影

傘は黄褐色でフェルト状。幼菌の時は少し赤っぽく見えるみたいですね。
傘が開くと表面が平滑になり細かくひび割れ、少しオリーブ色を帯びます。


■ 2012年07月14日 撮影

特徴的なのは管孔。色は黄色で孔口がやや大型なので結構印象的です。
また管孔なのですが、まるで湾生のように柄の周囲で凹むのも特徴かな?
ちなみに管孔部は傷付くと青変するのですが、変色性は弱く確認困難な事も。

何となく想像付きますが、勿論本種は食菌です。確かに食えそうな感じ。
風味に癖は無く、決してマズくは無いのですが、旨味が弱いそうです。残念。


■ 2012年07月14日 撮影

本種は成菌になるとこのように傘の周囲が上に反り、お皿のようになります。
この外見はかなり特徴的で、側面からでも管孔部が簡単に撮影できますね。

■ 2014年07月05日 撮影

典型的とも言えるアワタケの子実体。細かくひび割れた褐色の傘が印象的。
近縁種も傘が大なり小なりひび割れ、大まかに名前を絞るのに役立ちます。
■図鑑TOPへ戻る