■Cantharellus cibarius (アンズタケ)

■ 2011年08月06日 撮影

雑木林の開けた場所に生えていた、やたら黄色くて目立つキノコ。
その名の通りアンズの香りがする「杏茸」です。確かにほのかに香る。
何度も見たのですが、汚れている事が多く、今回写真を差し替えました。

傘も柄もひだ?も、多少の濃淡は有れど見事に真っ黄色で鮮やかです。
毎年同じ場所に律儀に発生するので、見付ける事自体は難しくありません。

としている図鑑が多いですが、毒キノコの可能性が高くなって来ました。
以前は「ジロール」の名で人気の有る食菌でしたが、毒素を持つ事が判明。
またセシウム137などの放射性元素を蓄積する性質も明らかになりました。
特異的に蓄積するため、汚染された土壌を浄化する研究もされているようです。

■ 2009年07月19日 撮影

ヒダナシタケ属なのでひだは不規則に波打ち、隣のひだ同士が連絡し合います。

■ 2011年07月31日 撮影

一番上の写真と同じ場所ですが、最初何かと思いました。バカでかいです。
今まで見たアンズは大きくても傘が3〜4cm、大きくても5cmちょいでした。
でもこの個体は10cmオーバー!アンズタケのオバケと言って良いレベル。


■ 2011年07月31日 撮影

裏側を見ればこの個体の大きさが良く分かるかと。もう何が何だか分からない。
このひだの厚みは一般的な個体と同じなので、相対的に薄っぺらく見えてしまう。
てか頻繁に見かけるキノコなのに、見慣れすぎてスルーってるので写真少ねぇ。

■ 2014年06月21日 撮影

ほとんど車が通らない未舗装の古い林道。そこに朽ち果てた農作業小屋が。
その前の元は駐車場だったろうスペースに毎年欠かさず発生していまます。
ここは地面が一面鮮やかなコケに覆われていてコントラストが見事ですね。


■ 2014年06月21日 撮影

う〜んやっぱりこのだらしないしわひだは見ていて面白いですねぇ。
繋がるのか分かれるのか、どっち付かずな不規則な感じが魅力です。
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