■Coprinopsis atramentaria (ヒトヨタケ)

■ 2006年10月20日 撮影

発見できたのが地味に嬉しいのでムダに写真縦長です。公園の芝生に発生。
見た人も多かろて。傘が1〜2日で液化してしまうために付いた名は「一夜茸」。
傘の周囲が外に巻き始め、その部分から黒く液化して流れ落ちて行きます。
ヒトヨタケ科の傘の形状は独特の雰囲気を持っているので大好きです。

傘は最初は弾丸のような形状をしていますが、やがて鐘状に開きます。
表面は繊維質。写真は幼菌なので条線がまだハッキリとは見えません。
それと群生する性質が有るようで、大抵はかたまって生えます。

食べる事ができるキノコですが、酒と共に摂取すると毒なのは有名では?
死ぬような事は無いですが、激しい二日酔い状態になり、ツラい目に会います。
しかし味は悪くないようで、酒を呑まない方には結構人気が有るキノコです。
ちなみに別種のササクレヒトヨタケは酒と共に食べても中毒を起こしません。

■ 2007年11月11日 撮影

久々に出会えました。やっぱり日の良く当たる草地が好きみたい。
公園の片隅に10株ほど、間隔をあけて生えていました。地味です。
不思議と幼菌に良く出会います。溶けた姿も見てみたいんですけどねぇ。


■ 2007年11月11日 撮影

裏返すと柄の白さとひだの黒さに目が行きます。結構綺麗なんです。
食える個体を探しているのですが、どれもひだが真っ黒。旬が短いです。
ひだが白い若い菌は食用なのですが・・・写真の旬も短くて困ります。

■ 2008年12月06日 撮影

もう12月だと言うのにまだ発生が続いています。息の長いキノコですねぇ。
場所は2006年の写真と同じ草地です。まさか有るとは思わず覗いたら有りました。
いい加減に黒く液化した姿が見たいのですがね・・・。念願未だ叶わずです。


■ 2008年12月06日 撮影

縦に割ってみると、今まで気付かなかった、本種の面白い構造が良く分かります。
まず柄ですが、下方につばが有ります。これは幼菌時に傘が縦に長いためです。
また傘に厚みがあまり無く、柄が傘の頂部まで貫通しているように見えます。
随分厚みが有る傘に見えますが、断面を見るとほとんどひだで占められてます。
傘の周囲からすでに黒化が進行し始めています。まだ先端部は食えるかな?

■ 2009年04月27日 撮影

良い雰囲気だったので思わずパシャリ。シロツメクサとスギナに囲まれてました。
傘の周囲が液化しだした所で乾燥が進んでこの状態で現在休止中のようです。
やはり春は良いものですね。周囲が華やかだとキノコも映えます。

■ 2009年11月14日 撮影

多分今まで見てきた中で最もヒトヨタケらしいヒトヨタケだったと断言できます。
もうこの時期はキノコも無いだろう、と半ば諦め気味で訪れたいつもの自然公園。
食菌こそ少なかったものの、出迎えてくれたキノコは予想以上に多かったです。
諦めずに来てくれてありがとう、と言われたようで、意外な歓迎に感激しました。


■ 2009年11月14日 撮影

なのでサービスショットです。どうだ!これがヒトヨだ!
一番大きな個体は傘の周囲が巻き始めていますね。液化目前か?

■ 2009年11月14日 撮影

そしてようやく叶った念願です。液化状態のヒトヨの子実体を初めて見ました!
本種は極めて短命で、1〜2日で傘が溶けて無くなってしまいます。
名前に「一夜」と有りますが、液化には流石にもう少し時間がかかるようです。
傘の周囲が外に巻き始め、その部分から黒く液化して流れ落ちて行きます。
最終的にはこのように白い柄だけが残り、やがてはこれも萎れて無くなります。

■ 2010年04月17日 撮影

見覚えの有る写真だなー。このページに似た時期、似た背景の写真無いかい?
そうです、全く同じ場所なんです。毎年この時期になると欠かさず顔を出します。

■ 2010年10月10日 撮影

うわぁ〜・・・ヒトヨっぽーい。やっぱ群生してなきゃヒトヨっぽくないですよね。
どの図鑑を見てみても一ヶ所からワッと生えている姿ばっかりですからね。
ただ腐生菌ですので、あくまで群生ですよ。一見すると束生に見えますが。

■ 2013年05月03日 撮影

自分でも良く見付けたなと感心しますわ。何という保護色・・・。萌えですね。
本種も撮影日時を見れば分かりますが時期外れのオールラウンダーですね。
毎年春と晩秋に発見が集中しています。不思議とキノコの多い時期に不在です。


■ 2013年05月03日 撮影

引っこ抜いてみました。やはりこの白黒のコントラストは見事としか言えません。
胞子がもう飛び始めており、柄の上向き部分に黒い胞子が降り積もっています。

■ 2013年05月18日 撮影

不思議な事に、たまにこう言う濃色の鱗片を傘に持つ個体が居るんですよね。
小さい個体で見れて大きい個体で見れない事も有り、生育不良とも思えません。
傘が開いた個体も綺麗ですが、本種の仲間はこれくらいが一番愛らしいですよね。

■ 2014年10月26日 撮影

道路の側溝脇に液化状態が良く分かる感じの株立ちを発見しました。
傘の周囲から真っ黒な粘液状になって垂れて行く様子が良く分かります。

■ 2016年04月23日 撮影

冬虫夏草を探して沢筋を歩いていたら道の上に生えていて危うく踏みそうに。
色が地味なのでもう少し小さかったら木っ端微塵になっていたでしょうね。
本種は春にも晩秋にもたまに出て来るのでこの時期には貴重なハラタケ型。

■ 2016年04月23日 撮影

落ち葉を持ち上げるように出ているヒトヨさんを発見。何か可愛いなコレ。


■ 2016年04月23日 撮影

可愛いので引っこ抜いてみました。もうかなりひだが黒色に変化しています。
所々にくっ付いている赤い粒々はダニではなくマルトビムシ科の一種です。
ミクロの虫を撮影している方でも同定は難しい模様。一体何者なんだろう。

■ 2017年05月04日 撮影

またオマエか!昨年と同じ場所・・・って言うか毎年決まってココに出ます。
そして毎年決まってこの赤いマルトビムシの仲間がヒトヨを貪り食ってます。
キノコなら結構何でも行けるらしく、良くニセヒメチチタケとかも食ってます。