■Crucibulum laeve (ツネノチャダイゴケ)
■ 2011年08月03日 撮影 これ自分でも良く見付けたなぁと思います。色が派手とは言え群生しませんから。 和名は「ツネノ」がどんな漢字か分かりませんが、「茶台苔」と書くようですね。 夏から秋にかけて倒木や落枝上に発生する極めて小型の腹菌類の1種です。 子実体はコップ形で直径が大きくても5mmほど。目に入れても少し痛いレベル。 外側は黄土色の微毛状で、幼菌時は頂部が外皮と同様の皮膜で覆われます。 成熟すると皮膜が破れ、円盤状の小粒(ペリディオール)が見えるようになります。 この白の碁石のような物は胞子の塊。雨粒の勢いで遠くに飛ばされる仕組みです。 この小粒はへその緒のように、細いひものような物でコップの内壁と繋がります。 毒は有りませんが、小さい上にこの外見。当然ですが食不適ですね。 この碁石が付着した野草を動物が食べる事で胞子を拡散するのだそうですね。 それ考えると毒は無いんでしょうけど・・・まぁ目にする機会が少ないでしょ。 ■ 2011年08月03日 撮影 幼菌です。黄色いつぶつぶも顔を出したばかりの幼菌です。大きさは1mm以下。 ■ 2011年08月03日 撮影 良い感じに3段階の子実体が集まってました。左は完全に胞子を飛ばしきってます。 中央は微細な幼菌。右はもうすぐ頂部の皮膜が破れるって状態まで来てますね。 チャダイゴケ科の多くは褐色〜黒色の小塊粒を持つのでちょっと新鮮ですね。 |