■Entoloma rhodopolium (クサウラベニタケ)

■ 2008年10月11日 撮影

今年の目標がまた一つ叶いました。出会う事を切望していた種でもありました。
近所の雑木林の中に大きな隊列を作って発生した「臭裏紅茸」です。
イッポンシメジのお仲間で、粉臭を持ち、ひだが紅色を帯びるのが特長。
傘も柄も個体差はあれど灰色系で派手さは無く、非常に華の無いキノコですね。

悪名の高さはトップクラス!中毒例が極めて多い毒キノコです。結構有名ですよね。
ツキヨタケ、カキシメジと同様に「日本のキノコ食中毒の御三家」の一角をなします。
「名人泣かせ」とも呼ばれ、目の肥えたキノコ狩り名人ですら間違うと言う中々の曲者。
多様な毒成分を含み、誤食すると腹痛、下痢、嘔吐に加えて神経系もヤられます。

■ 2008年10月11日 撮影

傘を拡大してみました。雨に濡れてやや透明感が有り、滑らかで綺麗です。
本種は全体的にねずみ色〜灰色で派手さが全く無いのも事故が多い理由。


■ 2008年10月11日 撮影

裏側はこんな感じです。その名の通り紅色を帯びるひだが最大の特徴。
ホンシメジとの区別はコレを見ればOK。ホンシメジは老菌でもひだが白色です。
ただし本種のひだも若い時は白いので、成菌やその他特徴で判断しましょう。


■ 2008年10月11日 撮影

最も間違われやすいのが同じくひだが赤みを帯びる同属ウラベニホテイシメジ。
この2種は極めてよく似ており、肉眼での判断が不可能な個体も有るほどです。
そこで覚えておくと良いのが柄の中身。本種の柄の内部はスポンジ状。
指でつまむとフニャッとしたらクサウラを疑って下さい。曖昧な判定ですが。
また本種は粉臭が有り、またウラベニホテイは苦みが有るのも判断に使えます。

■ 2008年10月11日 撮影

見渡す限りクサウラだらけです。何と言う名人泣かせパラダイス!ゲロゲロですよ。