■Favolaschia peziziformis (エナシラッシタケ)

■ 2016年09月01日 撮影

八丈島遠征にてしょうどんさんと大場3号さんにご案内して頂きました。
冬虫夏草がメインの遠征だったんですが、メンバー全員大興奮でしたね。
和名「柄無ラッシ茸」。「ラッシ」は人名から来ているんだそうです。
梅雨時〜夏にビロウの腐朽部に発生する極めて小型のキノコです。

時期的にはもう遅かったんですが、辛うじてまだ残っていてくれました。
最盛期の梅雨時はビロウの森がイルミネーションになるそうです。見たい!


■ 2016年09月01日 撮影

子実体は無柄で白色。小型のため透明感が有るように見えます。
傘表面は平滑で、背面でビロウの腐った落葉にくっ付いています。
また傘の裏側は管孔状です。イグチの仲間ではありませんよ?


■ 2016年09月01日 撮影

本種最大の特徴は何と言っても強い発光性を持っている事です。
目が慣れて来ると周囲の葉が葉まるごと光っているのが分かりました。
ツキヨタケやシイノトモシビタケは見ましたが、かなり強い部類ですね。
シイトモよりもやや強い気がしましたが、子実体が小さいですからね・・・。
何せこの傘、幅が3mm程度と言うマクロレンズ必須サイズですし。

食えるものなら食ってみろと言う小ささです。当然食用価値無しですね。
恐らく無毒と思われますが、仮に毒としても摂取量てきに中毒は困難かと。

■ 2016年09月01日 撮影

発光性キノコの撮影は慣れてたつもりでしたが、この小ささはキツかった!


■ 2016年09月01日 撮影

全く同じ位置で撮影した夜光です。まさにビロウの葉に広がる星空です。
この2枚の写真を編集で重ね合わせると光ってる様子が良く分かります。
葉全体が光るものは目が慣れるとまるでライトセーバーのように見えます。
私やガガンボさん、Hibagonさん撮影中にどろんこさんがそう言ってました。
あと撮影中にやたらとトゲナナフシが出没して気を散らしてくれた覚えが。
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