■Fistulina hepatica (カンゾウタケ)

■ 2008年05月17日 撮影

シイの巨木の根元で発見。枯木ではありません。生きている木です。 その目が覚めるような原色の赤を見た時は、プラごみかと思いました。 和名「肝臓茸」はその名の通り内蔵っぽい見た目からでしょうか? フランスでは「牛の舌」、米国では「Beefsteak Fungus」とも呼ばれます。 その外見的特徴と、傘を切った時の断面に由来する納得の愛称です。


■ 2008年05月17日 撮影

これはどう見ても舌だろうが!!!ハッキリ言ってキモい!キモすぎる!!! これをキノコと即答できる奴が居たら俺のトコロに来い!褒めてやる。 勿体無くて出来ませんでしたが、断面も白い筋が入ってまるでタンのよう。


■ 2008年05月17日 撮影

裏側も真っ赤です。こう見えて管孔です。傘の模様と似ているような? 他のヒダナシタケ類の明確な穴の開いた管孔とは少し毛色が違いますね。 近年では、遺伝的にはひだを持つハラタケ類の一部に近いのだそうです。 発生環境や形状のために古くからヒダナシタケ類とされてるんですけどね。

食えるんですよ実はコレ。とても想像できないんですけれどね。 生の状態では酸味がありますが、生でサラダで。炒めても食べられます。 世界中に分布し、世界中で食べられている、意外にポピュラーなキノコです。


■ 2008年05月17日 撮影

遠目で見るとこんな感じ。明らかな異物感。


■ 2008年05月24日 撮影

一週間経ったのでまた来てみると・・・えらく変わってて驚きましたね〜。 傘は反り返り、裏面の管孔部分は白っぽくなっていました。紅白ですね。 傷みなのか虫食いなのか、穴が開いていました。中はやっぱり赤かった。 しかも傷口の周囲は血のような赤い液体が・・・。

あー・・・グロっ!!!

■ 2008年05月17日 撮影

これはどう見てもタンだろー!!! 木から舌が生えてるよ恐いよ・・・。 食べれるとは分かっていても、これはヴィジュアル的に食べづらいなぁ。

■ 2008年06月01日 撮影

今度は別の場所で発見。何度も通った場所なのに全然気が付きませんでしたね・・・。 相も変わらず巨木の根元が好きなキノコですね。発生環境が似ています。 このフィールドでは美味なキノコは真っ先にヤマナメクジ様の胃袋に入ります。 美味しいキノコばかり狙われているので、やはり本種もそこそこいけるのかな? 傘表皮を剥ぎ取られて、内部の白い筋肉のような模様がむき出しになっています。

■ 2008年06月07日 撮影

かなり巨大な個体を発見!何枚もに枝分かれし、傘の端から端まで25cmの特大株。 胞子の形成を始めた段階のようで、表面の繊維模様と裏側の白さを兼ねています。 触ってみると程良い弾力感・・・。結構好きです、この優しい肌触り・・・。 それにしても大型ヒダナシタケ類のクセに軟質だなんて、異端児ですね、コイツは。


■ 2008年06月07日 撮影

幼菌時は傘の上面と同じ真紅だった裏側の管孔が白色に変化しています。 しかしどうしても見た目の形状と色合いで食すにはちょっと抵抗が有りますね。

■ 2011年05月15日 撮影

随分長い間お目にかかる機会が無かったカンゾウさん。久し振りに見れましたよ。 今まで見た事の無い場所での発見。たまたま徒歩で通らなきゃ見落としてました。 ちなみにこの木だけで3つの子実体を発見。その後見に行かなかった事を後悔・・・。


■ 2011年05月15日 撮影

相変わらずのキモさでございます。いまだに食べる気が起きない・・・。 にしても不思議です。生木に生えるだけでなく、発生スパンも謎が多いです。 去年一昨年とちっとも姿を見なかったのに、今年は結構な個体数を確認しました。

■ 2012年05月06日 撮影

そこそこ頻繁に見てるし魅力的な種なんですが、何故か大きく開いた写真が少ない! と言うのも幼菌を見るんですが次に訪れた時には無いって事が非常に多いのです。 ヒダナシタケ類にしては肉が軟質なので、すぐに朽ちて無くなっちゃうっぽいです。

■ 2012年05月21日 撮影

今年見た中では一番カンゾウっぽい個体ですかね?ただ大きさが残念でしたねー。 そう言えば食べた方のレビューを見ましたが、やっぱり酸っぱいみたいですね。 味付けを工夫しないと食べづらいと言うのはマジみたいです。止めとくか・・・。

■ 2013年05月21日 撮影

別に図ったわけではないのですが、前回発見からジャスト一年後に撮影しました。 しかもこれ場所も同じでしたね。毎年同じ場所で見れるのは本当に助かりますわ。 最近は小型の個体ばかりでしたが、今回は見応えの有る姿に出会えました。


■ 2013年05月21日 撮影

久し振りに拡大してみました・・・うん、結構グロいですね。マジ舌の表面です。 で結局今回も下面のパイプ状の管孔を拡大撮影しようと思いつつ忘れました。

■ 2013年09月23日 撮影

実況中に出会ってビックリですよ!なんと9月に本種に出会ってしまいました。 撮影日を見れば分かりますが今までは全て5月〜6月に撮影された物です。 本種は春のキノコってイメージが強かったので意外な出会いとなりましたね。 しかも今まで見た個体の中でも特に立派だったのは実況的にも美味しかった。


■ 2013年09月23日 撮影

本種の管孔は特殊な形状をしています。なので普通に見ても分かりません。 表面に見える微細な白い点、その白い点の更に中央に開いた穴が孔口です。 なのであまりにも小さすぎて肉眼でもマクロでも無理。拡大鏡必須となります。 生食が可能って点も含めて、ヒダナシタケ類としては異質な存在ですねぇ。

■ 2014年05月18日 撮影

出遅れました・・・でもまぁ目的の写真は撮れたから別に良いかな?


■ 2014年05月18日 撮影

時期遅れなので鮮やかな色合いが失われてしまいましたがまぁ良いでしょう。 これがカンゾウタケの筒状の管孔です。この細かな一本一本が筒状なんです。 自カメラではこれが限界ですが、更に拡大すると中空になっています。 他のヒダナシタケ型には無い特徴であり、事実本種はハラタケ目に属します。

■ 2014年06月08日 撮影

森の中に明らかに不自然な色合い。一目見てカンゾウさんだと分かりますね。

■ 2015年04月19日 撮影

今年もこの季節がやって来ました。幹に異様な色合いの物体と言えばコイツ。 しかし最近綺麗な傘を見てない気が。いっつも変に分岐している気がします。

■ 2018年06月02日 撮影

木下さんとのオフ会にて待ち合わせ場所の近くの公園をチラッと見に行ったら有りました。 木下さんは本種を地元で見付けたいとのことでしたが、このオフの後に目標達成したそうです。 本種は意外と足が早く、タイミングを逃すとあっと言う間に腐っちゃうんですよね。


■ 2018年06月02日 撮影

撮影していた時は「定点観察しよう」と思ってたんですが、その後の結果が濃厚で忘れました。 気付けば2週間経過。本種は毎年毎年中途半端で終わっちゃうなぁ。
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