■Gyroporus castaneus (クリイロイグチ)

■ 2006年09月10日 撮影

広葉樹林内にて発見。これ管孔部が見えなきゃ保護色すぎて分からないよ!
その名の通り、綺麗な栗色をしたやや小型の「栗色猪口」。まんまね。
近縁なクリイロイグチモドキと比べると色も濃く、柄もかなり細いです。
ただこの独特のビロード感は共通!モコモコしてて何とも愛らしい!!!


■ 2006年09月10日 撮影

こちら裏面。傘や柄は濃色なのに管孔部は真っ白です。これはモドキも同じ。
傷を付けてみましたがほとんど変色しませんでした。若干色が濃くなったかな?
柄は細くて硬そうですが、意外と柔らかいです。これがモドキとの最大の相違か?
モドキも色が濃い個体が有ったり、本種も色が薄い個体が有ったりします。

モドキの方は不明ですが、本種は食べれます。ただ味は・・・うーん。
歯ざわりも味もあまり無いそうで、味付けを濃くしないと頂けないそうです。

■ 2009年08月08日 撮影

快晴の中の散策でしたが、住宅地も近い雑木林の中で見覚えの有るお姿。
この独特の色合いはクリイロに間違い無さそうです。今回はじっくり調べます。
実は前回は蚊の猛攻撃に負けてあまり詳しく調べなかったので、リベンジですね。


■ 2009年08月08日 撮影

傘はまぁ和名の通りの栗色で、ビロード状になっているのが分かります。
日光の加減でちょっと赤っぽく見えますが、実際はもう少し黄色っぽく見えます。


■ 2009年08月08日 撮影

裏返してみました。真っ白な管孔と傘と同じ色の柄のコントラストが見事!
実は今回確かめたかったのは「味」です。そう、生のまま齧ってみます。
ほのかなキノコ臭・・・味は温和です。この「温和」が知りたかった。
実はニガイグチの仲間に非常に良く似た外見の種が存在しています。
コチラは口に含むと強い苦味が有るので、やはりクリイロで間違い無さそう。

■ 2010年07月10日 撮影

ちょっと傘の色が薄いですが、裏を見ると管孔が真っ白。最初は本種と思えなかった。
傘の色には個体差がかなり有るので、注目すべきはこの柄の模様だと思う今日この頃。

■ 2011年07月31日 撮影

最初は特徴の無い種だなと思ってましたが、見慣れると凄い特殊ですよね。
よくよく考えてみれば本種に似た種って無いんです。意外な事に。
傘が栗色でビロード状、管孔が白色で変色性無し、柄がまた栗色・・・。


■ 2011年07月31日 撮影

傘と柄の色がかなり濃いので、この白色の管孔が異様に映えるんですよね。
おかげでデジカメ泣かせ。ハレるハレる。デジカメ買い換えようかな?

■ 2013年09月12日 撮影

実は本種に非常に良く似たフモトニガイグチと言うキノコが存在します。
外見的に極めて本種に似ており、管孔が色を帯び噛むと苦味が有ります。
今までの写真も怪しいですが、管孔が真っ白なので本種で良い・・・か?
今度は見付けたらとりあえず噛んでみて苦いかどうかを確かめなくては。
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