■Helvella macropus (ナガエノチャワンタケ)
■ 2007年07月13日 撮影 生まれて初めて見付けたノボリリュウタケ科です。雑木林の斜面で発見。 大群生でした。周囲にに見えてるのはオキナクサハツです。まぜまぜ。 最初はクラガタノボリリュウタケかとも思ったんですが、こっちにしました。 この科のキノコはどれも形状がユニークなので、見ていると面白いです。 ■ 2007年07月13日 撮影 先端はこんな感じになってます。傘のようで傘になっていません。 「茶碗部分の下に柄が付いた」と言う方が正しい事になります。 ツルツル側が胞子を飛ばす部分、ザラザラの方が裏側になっています。 あと子実体部分はどっちかってぇと茶碗と言うより馬の鞍に似ています。 食欲をそそるような形状ではないので大丈夫でしょうが、食不適だそうで。 ただ、ここ最近ノボリリュウタケの仲間の毒菌が増えているので要注意。 ■ 2010年07月22日 撮影 今年もまた同じ場所にオキナ氏と共に大群生を作っていました。 この場所は他にも数種決まって生えるキノコが有り、定点観測地点です。 ■ 2012年07月08日 撮影 これは以前は「ナガエノケノボリリュウ」と呼ばれていた、本種の大型個体です。 確かに別種と思えるほど大きく、柄の長さが10cm以上も有り立派ですね。 ですが現在では毛の構造などが同じである事から同種と言う事が分かりました。 ■ 2012年07月08日 撮影 子嚢盤の裏側と柄には同じく軟毛が生えているのは小型個体と全く同じですね。 ただこのサイズの物は子嚢盤が鞍形に捻じ曲がっているのがほとんどです。 大型個体では茶碗形の頭部を保った子実体に出会った事は一度も有りません。 ■ 2012年07月08日 撮影 ハラタケ類ではないですよ?上を向いている部分が胞子を飛ばす部分です。 この個体やちゃんと茶碗形になっている個体こそが本種の本来の姿なんです。 子嚢面にアリが乗っかってますね。撮影中ずっとここから動きませんでした。 ■ 2013年07月06日 撮影 しっかしこの色合は周囲と溶け込んで迷彩になりますね。最初気付きませんでした。 落葉が多い場所では特徴的な柄が完全に隠れ、ただのチャワンタケになってますね。 ■ 2014年06月29日 撮影 これはまた理想的な子実体だ。そして撮影技術も上がった気がする・・・。 |