■Hydnochaete tabacinoides (コガネウスバタケ)

■ 2006年12月15日 撮影

立ち枯れた広葉樹の朽木に生えていました。小さくても特徴的なキノコです。
今まで何度も見かけたヤツなのですが、じっくり観察してようやく確信できました。
枯木に生える硬質キノコにしては見ていて面白い特徴を持っていると思います。
チョコチョコ生えてる白い地衣みたいなキノコは何だろう?シロアナコウヤクタケ?


■ 2006年12月15日 撮影

拡大するとこんな感じです。何とも不思議な形状をしています。最大のポイントは裏側。
傘はあまり発達せず、色は黄褐色〜褐色。表面は短毛に覆われています。
本体は樹皮に張り付いたような形状をしています。傘が見られない個体もちらほら。


■ 2006年12月15日 撮影

本種の裏側は不規則なひだ〜迷路状ですが、それは傘が発達した部分の話。
木に密着した傘になっていない部分はこのようなトゲのような構造になっています。
これは不規則な迷路状のひだが縦に伸びたもので、基部はちゃんと繋がっています。
遠くから見るとこの光の明暗が黄金色の模様に見えて面白かったりします。

食不適です。当然です。これ食うのって至難の業でしょうね〜。
何せ木にピッタリ張り付いてるんですから。樹皮ごと剥がすしか無さそうな。
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