★Hydnum repandum var. album (シロカノシタ)
■ 2017年10月28日 撮影 雑木林内で発見。白っぽいので非常に目立つ和名「白鹿舌」さんです。 隊列を成すキノコとして良く知られるキノコですが、本当に列を作ってました。 以前見付けた個体があまりに小さかったので、念願の写真差し替えです。 一部微かに卵黄色を帯びますが、それ以外はほぼ白色をしています。 学名を見ればすぐ分かりますが、本種は基本種カノシタの白色変種です。 本種はぱっと見は普通のハラタケ類に見えますが、実際はヒダナシタケ類。 傘の成長速度が不均等なので、このようにボコボコと乱れた円形になります。 ■ 2017年10月28日 撮影 なんと裏はひだでも管孔でもなく針状なのです。新鮮な感じがしますよね。 傘も有り、柄も有り、地面から生えているのに針状と言うのは興味深いです。 和名「鹿舌」はこれを鹿の舌の表面に例えたもの。シカの舌ってそんななの? ヨーロッパでは「ピエ・ド・ムトン(羊の足)」とも呼ばれる美味な食菌です。 フランス料理のレシピとして頻繁に登場、輸入もされてるみたいです。 赤字なのは一応毒成分が確認されてるので、念のため茹でこぼしてからね。 シチューに入れて食べましたが、味も香りも良く、体調も変化無しでした。 ■ 2008年09月28日 撮影 初発見は大台ヶ原。擬人化するほど好きだったので嬉しい出会いでした。 ただ国立公園のために制約が多く、観察に満足できなかった初対面。 ■ 2008年10月04日 撮影 裏側が見たかったので必死に探し、近くに裏側が見える子実体を発見しました。 この針状の裏側が見たくて見たくて・・・針の先端はやや丸みを帯びています。 その後親戚の裏山で小さな小さな子実体を見たのみで、食す機会に恵まれず。 ■ 2008年10月12日 撮影 今まで車で1時間以上かかる親戚んチの裏山まで行ってましたが近所に居た! しかも大きい!時期的には晩秋くらいが一番良く出るんでしょうか?サイズが・・・。 持ってみると結構大きいです。これ裏側の掃除が大変なんですよね・・・。 ■ 2008年11月03日 撮影 本種は古くなるとその部分からオレンジ色に変色してくるようで、所々オレンジです。 食べる際は裏側の針と変色した部分は切り取ってから調理すると良いと思います。 変色した部分は切り落としてバター炒めにして頂きましたが・・・これはうめぇ!!! やはり傘に厚みが有ると味も食感も格段に上がりますね!ちょっとハマりそうです。 ■ 2008年11月03日 撮影 この日はシロカノ大当たりでした!歩く道すがら出てるわ出てるわワラワラと。 あまり大量に採れるイメージ無いのですが、今日は小さい袋いっぱいになりました。 これでも古い物や虫食いが酷いものは採らなかったので、相当な発生量でしたね。 場所は覚えましたので、毎年適量イタダキに通わせて頂こうかと思います。 ■ 2008年11月03日 撮影 初めて綺麗に撮れた気がする・・・。カノシタ裏面の針状っぷりです。 ■ 2009年11月07日 撮影 低地のキノコが姿を消して行く中、不思議と発生してくる白いキノコ。 雨が少なくてもちゃんと顔を出してました。出会えただけでもラッキー? やはり昨年と比べてどれも小振りで発生量は少なかったですね。 ■ 2009年11月07日 撮影 やっぱり裏側を見なきゃね。虫が入っててほとんど食える状態では・・・。 キノコが少ないこの時期、虫も少ない食料を必死に探しているのでしょうね。 ■ 2010年11月03日 撮影 昨年はあまり顔を出さなかったシロカノさん。今年は中々の爆発力でしたねぇ。 写真では少ないように見えますが、小規模な群生を広範囲で見る事ができました。 虫の入っていない個体を選りる事ができました。煮込み系の料理にも合いますね♪ ■ 2010年11月03日 撮影 こんな感じ。結構大きいです。ハツタケと一緒に炊き込みご飯にしました。 歯応えが有ってボソボソのハツタケの食感を補ってくれました。合いますね。 図鑑では微毒とされますが、茹でこぼさずとも自分は大丈夫みたいです。 ■ 2017年10月14日 撮影 地元で見たのは久し振り!追加はカメラもとっくに買い替えた7年後でしたね。 もしかしたら出ていたかも知れませんが、本当に出会えてなかったので一安心。 ■ 2017年10月14日 撮影 帰り際に車を停めた横の笹薮の入り口に群生していました。杞憂だったか? ただ全体的に子実体が小さいので、本調子ではなかったのかも知れません。 久々に食べてみたかったのですが、ちょっと可哀想だったのでそのまま放置。 |