■Hygrocybe coccinea (ベニヤマタケ)
■ 2013年10月27日 撮影 芦生原生林の杉林にて暗色の地面に似合わない鮮やかな赤い傘を発見。 発生地も草地やササ原など、時期も夏〜秋だけでなく初春や晩秋と様々。 最初はヒイロガサだと思いましたが、裏側を見て柄の特徴で気付きました。 和名は「紅山茸」。「coccinea」が「紅色の」って意味のラテン語ですしね。 ガガンボさんと発見時はその美しさにしばし見とれてしまった思い出が・・・。 ■ 2013年10月27日 撮影 傘は目が覚めるような紅色で、周囲は少し黄色っぽくなります。 ヒイロガサとは異なり表面に粘性が無く、やや赤色寄りの色合いです。 ■ 2013年10月27日 撮影 ひだは黄橙色なのですが、傘の色が透けているので更に赤く見えます。 ヒイロガサとの最大の違いは柄に繊維状の条線が無いと言う事。 つるんとした滑らかな柄はこの大きさのキノコとしては異質ですね。 こんなド派手な色合いですが、意外な事に食用とする事ができます。 地方によっては「アカナバ」の名で古くから親しまれているそうです。 美しい色合いですが調理すると色素が溶け出してしまうので少し残念。 |