■Hypholoma fasciculare (ニガクリタケ)

■ 2008年12月06日 撮影

針葉樹材上に群生していました。周囲はニガクリの聖地と化してます。
「知ってる毒キノコを挙げろ」と言われれば高確率で名前が出る有名種です。
「苦栗茸」の名の通り、とてつもない苦さを誇ります。スゴイです。
通常は朽木上に生えます。本種は更に細かい分類の余地も有るそうです。

クリタケと似ていると言われますが、実際にはかなり黄色みが強いです。
またひだの色が決定的に違うので噛まなくても肉眼的に判別もできます。

すでに上でネタバレしちゃいましたが、極めて致死率の高い猛毒菌です。
バレの必要も無いほど有名。家族6人中4人が死亡すると言う悲惨な事故例が。
非常に多様な有毒物質を含みます。決して似たキノコを食べてはいけません!

■ 2006年09月21日 撮影

これが初めて見付けたニガクリかな?未だこれ以上の群生に出会えず。


■ 2006年09月21日 撮影

見上げるとこんな感じ・・・。一体何なんだこの猛毒天国は・・・。
明らかに土から出てますね。これに関しては色々と議論されてるみたいです。
確かに別種の可能性が有りますね。何にせよ毒には変わらないでしょうけど。

■ 2006年12月06日 撮影

ちょっと待ってくれ・・・今は12月だぞ?こんな時期でも生えてるのニガクリ?
やはり個体数は減りましたが、各々は状態も良くて立派な株が多いように思います。
近頃ニガクリ見ると齧ってみたい症候群を発症してしまったのでガブリ!
うん、これこれ、ものごっつい苦い。生の時に確認さえすれば事故は無くなりますね。

■ 2006年12月22日 撮影

もう一度言わせてくれ、今は12月だぞ?確かに暖冬だけどさ、限度ってモノが。
傘が茶色っぽくてクリタケっぽくて美味しそうでしょ?騙されちゃダメですよー?
ひだはオリーブ色、柄は黄色っぽく、そして噛むと苦いので。確認を忘れずに!
晩秋〜冬にかけては発生しないと言われているニガクリですが、そうでもないですねぇ。
チップや枯葉に埋もれて暖かい等、場所によっては発生する事が判明。恐るべし苦栗。

■ 2007年09月24日 撮影

クリックで拡大っ!!!あまりに雰囲気が良かったので載せてやります。
実は真夏でも何度か見かけたんです。ただ明らかに状態が悪かったんです。
秋になって気温が下がると急に元気出して来ます。怪しげな雰囲気が良い!
ちなみにここ、結構人の通る遊歩道の階段の組木。オイオイ・・・。

■ 2007年09月24日 撮影

ひだは若干オリーブ色を帯びます。また傘周囲にクモの巣状の膜が残ります。
ただこれはクリタケにも有ります。やはり最も信頼性の高い判定法はでしょう。
小さなカケラを口に入れてみて下さい。噛んでみて想像を絶する苦みなら本種です。
私も実際味見しましたが、それはもうとんでもない苦さです。
ゴーヤみたいな天然の苦みではなく、化学薬品みたいな苦み、いや刺激です。
注意!試す際は多量は口に入れず、味見をしたら必ず吐き出すこと!
まぁ、多分自然と吐き出すとは思いますけどね・・・。
ただこの苦みは調理法によっては消える場合が有るので注意!!!
いやぁこれぞ秋の味覚。恐ろしい苦さです。噛むクセ何とかならないかな?


■ 2007年11月11日 撮影

キノコの旬は秋。年中見られる本種もこの時期は美しいキノコを形成します。
猛毒キノコだとは言え、森の中でこの明るい黄色に出会うと足が止まります。


■ 2007年11月11日 撮影

奥に見えていた幼菌です。もう破滅的にカワイイですね。これは卑怯。
思わず食べちゃいたい!てか食べました。でも絶対飲んじゃだめよ!!!
いやぁ・・・相変わらず苦・・・にっがぁぁぁあああああ!!!唾液がエンドレスです。
山椒は小粒でもじゃない。ニガクリタケは幼菌でもビリビリと苦い。

■ 2008年04月12日 撮影

俺はこう名付けたい。「猛毒オールシーズンプレイヤー」と。発生期間長過ぎです。
この成長具合だと1週間くらい前にはもう頭を出し始めてた感じですね。
まだキノコ自体があまり見付からない時期だと言うのに・・・。恐ろしい子・・・。

■ 2008年10月04日 撮影

小型でもこの鮮やかな黄色は歩いていてすぐ分かる!大台ケ原にも当然発生。
齧ってみたかったんですが、残念ながらココは国立公園なんですよね〜。
ぐっと涙とつばを飲んで写真撮影でガマンします。他の場所のより鮮やかか?

■ 2008年12月06日 撮影

オレンジ色っぽいですが、立派な苦栗です。傘表面には白い繊毛がチラリ。
死亡例も有る猛毒菌だと言う事は重々承知。でもこの愛らしさにはつい口元が緩む。
恒例の噛み癖ですが、当然一株もぎ採ってガジッ・・・。うぁ・・・苦っ・・・。
これが苦味成分and本種の主要毒成分であるファシキュロール類の味です。
この成分は発生環境によってかなりの個体差が有るので、苦味の強弱はまちまち。

■ 2009年11月22日 撮影

写真が多いなぁニガクリ。まぁそれだけ良く見付かるって事でもありますが。
気温が低い時期、最盛期ではないハズなのに、ここまで大量発生するとは・・・。

■ 2010年10月01日 撮影

本種は発生時期の長さもですが、発生樹木の守備範囲も中々のものです。
この立派な個体群は朽ち果てたマツの倒木に発生していました。
スギの切り株などに群生している事も多く、何でもイケるコのようですね。
ちなみにキレイだったので噛んでみましたが、うん。やっぱり苦いですわ。

■ 2012年04月15日 撮影

何度も見てたんですけどね。どうしても写真を撮るのを忘れてしまうのですよ。
あとあまり綺麗な産状が無いのも考えものですね。汚れている事が多い種です。
でもまぁ噛む事は忘れません。一番スキンシップ取ってる猛毒菌かも。

■ 2013年10月27日 撮影

芦生原生林で初っ端出会ったのはコイツでした。ここは採取禁止ですけどね。
なので毎度欠かさずやってるスキンシップが残念ながらできませんでした。

■ 2013年11月13日 撮影

芦生は採取禁止だったので地元で見付けりゃそりゃ噛みますよええ。


■ 2013年11月13日 撮影

見ると最早落ち着く色合いです。もうどれだけ味見したか分かりませんね。
蓄積される毒だったらもうヤバイんじゃないかってレベルの噛み方です。
しかし紛らわしいと言う割に中毒事故例が少ない毒キノコなんですよね。

■ 2016年09月22日 撮影

走行中の車中からでも暗い森の中の原色イエローはハッキリ分かります。
しかしあまりにも子実体一つ一つが大きいので別種だと思いましたよ。


■ 2016年09月22日 撮影

まさか食菌のキナメツムタケ?とか思いましたが、すぐに我に返りました。
大きいとは言えオリーブ色のひだ・・・あ、これやっぱニガクリだわ。
確認のため齧ってみたら口に広がる爽やかな苦味。そう良い話は無いね。
ただニガクリにしては弱すぎるか?やはり別種のような気もしますね。