■Hypoxylon truncatum (クロコブタケ)
■ 2010年12月04日 撮影 実は今まで何度も見てるし写真も撮ってたんですが、何故かスルーしてました! 和名は「黒瘤茸」。広葉樹の倒木や落枝表面に発生する黒いコブ状の硬質菌。 ただ今までの経験上、倒木よりも落枝に発生している事が圧倒的に多いですね。 太い幹よりも冒しやすい細い枝を好む、そんな気がします。私の思い込みです。 かなり硬質な上にありふれた菌のため、山に入ると見飽きるほど目にします。 ちなみに本種はシイタケ栽培での害菌としてかなり有名です。 侵食力が強く、早く成長してシイタケの菌糸の成長を阻害します。 ■ 2010年12月04日 撮影 子実体は小型で黒色。時に互いに癒着し半球型ですが、これは子嚢殻の集合体。 ボコボコしている1つ1つが子嚢殻で、この外見はキイチゴの果実に例えられます。 この先端部は平になっており、その中央に開いた孔口から胞子を噴出します。 クロサイワイタケ科の菌は埋没した複数の子嚢殻から成るのが特徴です。 硬質菌なので食用価値無しではなく不食。しかも害菌。何かもー最悪だー。 キノコの少ない時期に見れると嬉しいハズなのに、コイツばっかで逆に萎える。 |