■Laccaria amethystina (ウラムラサキ)

■ 2015年06月28日 撮影

高い山でも低い里でも変わらぬ姿を見せてくれるとても美しい紫色の傘。
紫色って個人的に大好きなんですよ。キツネタケの仲間の「裏紫」です。
全体が鮮やかな紫色ですが、乾くと傘や柄は色褪せます。ひだはそのまま。
また色の濃さにかなりの個体差が有り、真紫の物から淡い紫まで幅広いです。

傘表面の構造にかなりの個体差が有り、別種が含まれている可能性有り?


■ 2015年06月28日 撮影

傘はまんじゅう型で成熟すると平らに開きますが、中央部は凹みます。
傘表面が小鱗片に覆われていますが、確認できない事も有ります。


■ 2015年06月28日 撮影

ひだも鮮やかな紫色。傘が風雨で脱色してもひだの鮮やかさは残ります。
これが和名「裏紫」の所以でしょうね。まぁ全体的に紫色なんですけど。
柄はキツネタケの仲間らしい独特な繊維状。細さのワリに頑丈ですね。

何か凄く毒々しい色合いではありますがです。何か意外な感じですね。
しかも風味も歯切れも良いそうです。キノコは見かけに寄らないものですね。

■ 2013年10月27日 撮影

芦生原生林で発見した子実体ですが、傘表面が平滑で雰囲気が少し違います。
現状ではウラムラサキとするしかないので載せますが、ちょっと引っ掛かる。

■ 2013年10月27日 撮影

こうして見るとどの写真も多少傘が褐色を帯びている事に気付きますね。
確かにキツネタケの仲間の多くは褐色系のキノコなので本種も本来は・・・。
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