★Lactarius subindigo (ルリハツタケ)
■ 2014年11月02日 撮影 ずっと見たいと思っていたキノコですね。初めて見れた時の感動は一入でした。 和名は「瑠璃初茸」。種小名に「インディゴ」を含む世にも奇妙な青いキノコ。 肉眼的かつ明確に青いキノコは、本種とソライロタケ、アオイヌシメジ他少数。 シイやマツ、コナラの入り交じった雑木林地上に小さな群生を作ります。 ■ 2014年11月02日 撮影 傘は中央が凹む典型的なベニタケ科と言う感じですね。色は別物ですが。 全体的に藍色で表面には特徴的な同心円状の環紋が有ります。 この日はこの後行われる観察会用に残しておく必要が有り裏側は断念。 食えるわきゃねーだろおおお!と思いきや普通に美味しいキノコです。 ダシの出具合も外見的に良く似たハツタケとほぼ同じ。つまり美味しい! 炊き込みご飯、味噌汁、茶碗蒸しなど風味を活かせる調理法を選ぶと良い。 ただ加熱しても青色のままなので、外見的に受け付けない人居るかも。 ■ 2015年09月20日 撮影 ガガンボさんとどろんこさんを加えての3人での大規模キノコ狩りオフ2日目。 この日の目玉となったのはまさか出ているとは思わなかったルリハツの大群生! お二人とも初見な上に私もこの規模の発生は初めて。大興奮で撮影ですよ。 ■ 2015年09月20日 撮影 なんと美しい藍色でしょう・・・。傷んでいてもこの美しさは変わりませんね。 ただ色はかなりの個体差が有り、淡いものでは灰青色の事も有ります。 他のチチタケの仲間と同じで、傘表面に濃い色の環紋を持つのが見えます。 ■ 2015年09月20日 撮影 裏返してみました。貴重なキノコなので抜くのは最低限、この1株のみに限定。 ひだも乳液も藍色ですが、共に時間が経つと写真のような汚い黄緑に。 図鑑で見る鮮やかな姿が見たかったですが、新鮮じゃないと中々見れません。 ■ 2010年10月30日 撮影 実は本種、私の住む都道府県のレッドデーターブックで上位に入ってます。 と言うのもこのフィールドが発見されるまで発見場所がほとんど無かったんです。 この場所は本当に貴重な場所。荒らされぬよう守って行く必要が有りますね。 ■ 2010年10月30日 撮影 水分を多く含んだ若い子実体ほど色が鮮やかになるみたいですね。 ■ 2010年10月30日 撮影 この日見た中で最も大きかったのはこの直径15cmの立派な成菌でした。 縁の丸まりが完全に伸び切り、ベニタケ科らしい逆三角形になっています。 これだけ大きくなっても色褪せていないのは上に落ち葉が有ったからかな? ■ 2010年10月30日 撮影 傘を上から見ると・・・まるで地面に空が有るかのような鮮やかな青色が。 環紋のせいで吸い込まれるような集中線効果が有りますね。魅力的な種です。 ■ 2017年10月07日 撮影 あるびのさんを地元にお招きしての観察会での目標の一つだったルリハツ。 2〜3株だけでしたが出ていてくれて良かったです。しかも状態もバッチリ! ■ 2017年10月07日 撮影 少し雨が降っていたので良い感じに傘も水を含んでツヤツヤしていました。 このフィールドでの最大の目的はイモムシタケでしたが、これはこれで。 こうして見るとルリハツの傘って結構中央部が黄色になってるんですね。 |