■Leccinum hortonii (シワチャヤマイグチ)

■ 2014年07月19日 撮影

ガガンボさんTさんとの岡山遠征で期せずして出会えた和名「皺茶山猪口」。
ブナやミズナラなどの生える広葉樹林地上に生えるやや稀な種です。
ヤマイグチ属の中でも特にヘンテコリンな傘を持つ興味深い種です。
見付かるとは思ってなかったので初見時は絶叫したのを覚えています。


■ 2014年07月19日 撮影

傘は褐色・・・なのですが、それ以前に傘表面に著しいシワが有ります。
特に傘周辺部が顕著で、シワと言うよりは凸凹と言った方が良いレベル。
同属のアカヤマドリも似た傘ですが、本種は全くひび割れてませんね。


■ 2014年07月19日 撮影

裏返してみました。管孔は黄色で成熟するとこのように緑黄色になります。
傷付いても変色せず潰れて色が濃くなるだけ。肉も白色で変色性はナシ。
柄は淡黄色で赤褐色の染みを生じ、明確な網目は無く、縦の条線が有ります。
このような柄に環状の赤い染みが有るのはドクヤマドリを彷彿とさせますね。

比較的食菌が多い本属ですが、シワチャは現在は食毒不明とされています。
味が悪く食不適ともされていますが情報不足です。確かに香りが良くない?
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