★Lycoperdon perlatum (ホコリタケ)

■ 2015年09月19日 撮影

キノコ趣味でなくとも見たことある!って方は結構多いのではないでしょうか? 各種地上、あぜ道や芝生などの人の生活圏にも良く現れるのがその理由です。 和名「埃茸」の他にも「キツネノチャブクロ(狐茶袋)」と言う呼び名もあります。 胞子が目や耳に障害を起こすと言う迷信が、日本だけでなく海外にもあります。 そのため「メツブシ」や「ツ◯ボキノコ」などの呼び名も。放送禁止用語ですが。

ちなみに後ろにセンボンクズタケが写ってます。

比較的最近になって本種はハラタケ科菌であることが判明しました。 そのため古い図鑑では腹菌類の項目になっていましたが、現在は事実上この分類は存在しません。 確かに発生環境が明らかに似ていますよね。NZの有袋菌みたいな成り立ちなんでしょうか。


■ 2015年09月19日 撮影

小型で非常に愛らしい姿をしたヤツです。群生する姿は完全に癒し系です。 子実体は球形で基部にグレバを形成しない無性基部が存在します。 色は白色〜黄褐色で個体差があります。 構造的にはノウタケに似てますが、表面には小さなとげがビッシリ。 ただ発生環境や経過時間で色にかなりの差が有り、別種も混じってるかも知れませんね。

こんなモノ食えるか!って思いますけど、食えるんですよコレ。 ただし食える部分は内部の白い所だけ。少しでも着色していたら食不可です。 食べ方としては若い菌の表皮を剥き、串焼きにすると食べやすいとのこと。 実食した方複数人に感想を伺いましたが、美味しいと美味しくないに二分されました。

■ 2006年09月22日 撮影

初めて撮影した群生です。この頃は撮影機材もまだ低性能でしたね。 今まで何度も見てたんですが、記録したのはコレが初めて。


■ 2006年09月22日 撮影

全体に灰色で表面には細かな黒いトゲ状突起がビッシリ。かなり特徴的ですね。 この子実体は表皮が白くてトゲが黒い、コントラスト強ですね。 古くなると外皮が破れてその穴から胞子を飛ばしますが、それは下に載せます。

■ 2006年10月20日 撮影

本種は成熟すると色が褐色になり、球状の下に柄のような物が伸びて来ます。 そして球状部の頂部にのみ穴が開いてそこから胞子を飛ばします。 それまでに手前のように(恐らく)甲虫に食われることも多いですね。 あとノウタケもそうでしたがムネアカオオアリを近くで見ます。 菌食ではないでしょうし、寄って来る虫を狩ってるのかな?

■ 2006年12月06日 撮影

今の時期はほとんど老菌ですので、せっかくなので胞子を飛散させてみます。 都会から離れた深山なので非常に寒く、末端冷え性の私は手袋必須ですよ。 軽く叩いてみると頂部に開いた穴から勢い良く黄土色の胞子が噴き出します。 自然下では雨粒の落下の衝撃でコレが起きるようです。ツチグリと同じですね。 ちなみに粉臭が凄く、胞子が付着すると臭いが中々取れないのでそのつもりで。

■ 2007年10月13日 撮影

あ、カワイイ♪と言うノリでパシャリ。柄のように見えるのが無性基部です。 群生していると基部は見えないので貴重なお写真です。 それにしてもどう言う考え方でこんな形に進化したんだろう?不思議だ・・・。

■ 2009年03月21日 撮影

この日はあまりキノコに出会えなかったんですが、コイツに出会えたのでまぁ及第点かな? まだ3月ですが、周囲にも数株沸いていました。本種も時期を選ばないですねぇ。 ここは整備された自然公園の大きな芝生の広場の少し木陰になった場所です。 本種はあまり草の茂らない、日の良く当たる場所の個体のほうが綺麗ですね。


■ 2009年03月21日 撮影

拡大するとこんな感じです。模様をじっくり見ると結構興味深いですよ?

■ 2009年11月22日 撮影

公園の端っこにひっそりと生えていました。春以来の再会ですね。 どうも暑い時期は苦手なようで、初春と晩秋に良く姿を見るような気がします。 またこの表面の突起の個体差が激しく、もしかすると別種だったりするのかも知れませんね。

■ 2010年09月25日 撮影

TOP写真と同じ場所で、ここは以後何年も発生が見られました。 どうも管理で掃き集めた落葉を積む場所のようで、安定して発生できるようです。 今回見た個体群は一回り小さくて、全体的に色が淡い褐色なのが特徴です。 ブナ林なのでタヌキノチャブクロを疑いましたが、これは流石にキツネのほうですね。

■ 2011年10月01日 撮影

最近になって綺麗な個体を頻繁に目にするので、ちょっと嬉しかったりします。 自然公園の湿った木陰、コケが茂った場所に整った形状の個体を発見しました。 デジカメを買い換えたこともあって、自然な色合いに写っていて満足した一枚です。

■ 2013年03月24日 撮影

3月には必ずって言っても良いくらい出会ってますね。意外と耐寒性高い?

■ 2013年04月07日 撮影

アミガサタケを探してて覗き込んだ桜並木の下の草の茂みに明らかに不自然な球体。 すぐ本種だと分かりましたが、明らかに色が濃いし異様に大きい!ビックリしました。 雨の後だったので水分を吸ってフヤケてたのかな?それにしても巨大な個体でした。

■ 2013年10月05日 撮影

雨がしとしと降る富士山。雨に打たれてポフポフ埃を打ち上げてました。 キノコ狩りで有名な場所ですし、先客に少しだけ引き抜かれ捨てられてます。 指で押して胞子を飛ばすのは良く見ますが、やっぱ自然とそうなるんですね。 正直動画録っときゃ良かったと後悔している、素晴らしい光景でした。

■ 2020年11月02日 撮影

何と7年振りの掲載です。自分でも更新作業していてビックリしました。 当然ですがこの間も何度も見ています。でも写真撮り忘れてばかり。 一般的な種とは言え、しっかりと観察して撮影しないと、と反省です。
■図鑑TOPへ戻る