■Marasmius purpureostriatus (スジオチバタケ)

■ 2009年05月24日 撮影

登山の際、登山道の脇に堆積した落葉から何本も立ち上がっていました。
その形を見れば分かりますが、ハナオチバタケに極めて近い種「筋落葉茸」。
この日はキノコの収穫が少なく、綺麗な群生は心の癒しになりました〜。
このタイプのキノコは小型ですが色や形状が特徴的で撮影のし甲斐が有ります。


■ 2009年05月24日 撮影

傘は淡黄色(湿時は白っぽい)で、やや紫色を帯びた放射状の溝が走ります。
頂点部分では放射状の溝が途切れ、輪を描いています。上から見ると花のよう。


■ 2009年05月24日 撮影

面白いのは裏側ですね。そうです、ひだが少ない!!!15枚くらいしか有りません。
この一つ一つが傘の表面のあの濃色の溝となって現れるのです。不思議な裏側!
しかも良く見るとひだ一枚一枚の表面に、細かなシワのような模様が有ります。
柄は帯橙褐色で平滑。針金のように細いため、少し透明感が有ります。

毒は無いんですが、見ての通り食不適です。そりゃそうだよね。
傘の直径は1cmちょい。柄も細く、傘も薄い。食う以前の問題。


■ 2009年05月24日 撮影

ここの雰囲気が良かったですね。いかにもキノコって感じがお気に入りでした。

■ 2011年08月04日 撮影

同じキノコですよ?全っ然傘の色が違いますけどスジオチバタケです。
最初はカメラの色調の加減かな?とも思いましたが、そうでもなさそうです。
と言うかこの位の色合がデフォルトみたいですね。前回のが黄色すぎたのか。
種小名がラテン語で「紫色の条線の有る」って意味なんですね。ナルホド。


■ 2011年08月04日 撮影

裏側です。ひだの少なさに定評が有るだけありますね。数えられそうです。
良く見ると大きなひだの中間にちゃんと小ひだも有ったんですね・・・。

■ 2014年09月07日 撮影

久々に見ました。「オチバタケ」って名が付く仲間としては意外とレアですね。
しかも生えている落葉の種類も広葉樹、針葉樹、竹林と選り好みしません。
しかし最初に見た子実体は随分と黄色いですね。ハナオチバ的なタイプ差?


■ 2014年09月07日 撮影

見よ!この上から見ただけでひだの少なさが分かる傘の溝の少なさを!
傘の中央部が丸くなってるのは、見ると本種だ!って思えてありがたい。
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