■Mycena auricoma (コガネハナガサ)

■ 2014年08月08日 撮影

本来は写真1枚だけでは載せないのですが、今回ばかりは我慢できなかった。
和名「黄金花笠」。1999年に発表されたばかりのホヤホヤの新種ですよ。
増補改訂新版「日本のきのこ」にも追加種として後ろの方に載っています。
主に広葉樹材上に発生。こう見えてもクヌギタケ属菌だったりします。

幼菌時は橙色で傘頂部に細かな鱗片が見られます。でも本番はここから。
傘は平らに開くと放射状に細かく裂け、色が散って淡い色合いになります。
柄は細長く伸び、下部ほど色を残し、上部ほど傘同様に白くなります。
ただ悲しいかな寿命が短くすぐに傷んでしまうのが難点なのです。
今回も幼菌は有れど成長を待つ事ができなかったのです。悔しすぎる・・・!

発見からホント間無しと言う事も有り当然ですが食毒不明です。
本属菌は毒茸が少ないので、無毒の可能性は高そうですね。
まぁ見ての通りあまりにも華奢なので仮に食えても食べ甲斐は無し。
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