★Mycena sp. (アリノトモシビタケ)

■ 2018年06月23日 撮影

実は以前からこの場所に発生することは知っていたのですが、見たのは他の方が採取したものばかり。 3週間前にも見てはいましたが諸事情で満足に撮影ができず、加えて自力で見付けたくてリベンジ! この日ようやく自力発見と発光の撮影ができました。 シイノトモシビタケと同じ時期からやや遅れて広葉樹落葉上等に発生する極めて小さな発光キノコ「蟻の灯火茸」です。 他の場所でもそうだと聞いていましたが、今回もシイの花序からの発生でした。 発光は比較的強いのですが、とにかく小さいため発見と撮影が困難です。

掲載段階ではあくまで「仮称」であり、しかもこの名で呼ばれている種には複数種が混在していると考えられます。 現状では発光する極小キノコを全てアリノトモシビタケと呼んでいると言うのが実状。今後の進展に期待したいです。 今回掲載した種が本来この仮称で呼ばれていた種だと思われます。 同じ呼び名で括られている中に傘がより平らに開き、柄が短い発光キノコも存在しますが、恐らく別種と思われます。


■ 2018年06月23日 撮影

子実体は全体的に淡黄褐色で典型的なクヌギタケ系。クヌギタケ属ですしね。 傘は小さく釣鐘形で平には開かず、周囲に傘中央まで届きそうな長い条線が有ります。 細長い柄を持っており、その小ささゆえかとにかく萎びやすく、寿命が短いのが難点ですね。


■ 2018年06月23日 撮影

何とか撮れた裏側です。ひだは条線部分の裏側に存在するので、ひだは数えられるほどの枚数しか有りません。 ちなみにこの傘の直径は約1.5mmです。どれだけ小さいキノコなのかがお分かり頂けますか?


■ 2018年06月23日 撮影

ここからは暗所での発光の様子です。


■ 2018年06月23日 撮影

ネイチャーテクニカラー様の「光るキノコのマグネット」にもラインナップされていますが、発光性は少し違います。 マグネットは全体が蓄光素材で出来ていましたが、本種は傘しか光りません。 柄にも発光性が有るのかも知れませんが、少なくとも肉眼はおろか長時間露光でもほぼ捉えられないレベルです。

ちなみに同じフィールドで光る葉が確認されています。 菌糸状態で発光するため葉そのものが光っているのですが、同一種の菌糸かは不明です。


■ 2018年06月23日 撮影

真っ暗な状態で撮影したものがコチラ。かなり発光性は強く、小ささのワリには良く目に付きます。 柄に発光性が無いため真っ暗闇では小さな光の点となって見えます。 と言うか1mmチョイしかない極小キノコなので発光していなければまず見付けられないでしょう。

小さすぎて食用価値無しです。食えたモンじゃない。 仮に毒が有ったとしても中毒を起こす量を集めるのはムリなんじゃないですかね?

■ 2018年06月02日 撮影

実は初めてこのサイトに掲載したのは6月23日発見分ではありません。 20日ほど前に観察会で撮影には成功していました。 しかしこの際は自力発見ではなく、また時間に限りが有り、さらに他の愛好家さんも居られたのでじっくり撮影できませんでした。 ISO感度を上げれば短時間で撮影できましが、やはり長時間露光でリベンジしたかったのです。


■ 2018年06月02日 撮影

この時は落葉の主脈から発生していました。マクロレンズでの撮影ができず、傘やひだの拡大が撮れなかったんですよね。 ウチのサイトはそれを載せないと載せた気がしないので、それもリベンジの理由でもありました。


■ 2018年06月02日 撮影

傘がやや傷んでいたのが残念ですが、それでも照明を落とすと・・・?


■ 2018年06月02日 撮影

この時も光っているのは傘だけで、柄の影ができているのを見ても柄に発光性は無いと判断して良さそうです。 仮に発光していたとしても、それはもはや長時間露光でも捉えられない無視して良いレベルの発光でしょう。 反面、傘の発光はかなり強く、萎びて倒れたような子実体でも明るく光るだけの力を維持しています。
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