■Polyporus alveolaris (ハチノスタケ)

■ 2016年03月20日 撮影

落枝に発生。綺麗だったので写真差し替え。タマチョレイタケ属「蜂巣茸」です。
この仲間はハラタケ類のような円形の傘を持ちながら裏に管孔を持っています。
ヒダナシタケ類の中ではちょっと異質な印象ですね。触ってみると意外に軟らかい。
比較的良く見る種なのですが傷んでいたり撮りにくい場所に有ったり・・・。

以前はアミスギタケ等と同じPolyporus属でしたが、2012年に独立しました。


■ 2016年03月20日 撮影

傘と言うか全体的にオレンジ色。濃色の平らな鱗片に覆われています。
硬質菌の仲間ですが乾燥時でもそこそこの軟らかさを維持しています。


■ 2016年03月20日 撮影

見事な蜂の巣状の管孔部を持っています。和名にも納得ですね。
孔口一つ一つがかなり大型で放射状であるため、このよう見えます。
良く見ると孔口壁の縁は真っ直ぐではなくのこぎり状でギザギザです。
本種は他のタマチョレイタケ属と比べて極端に柄が短いのも重要です。
本種は見ての通りトビムシに人気のようでよく裏側に群がっていますね。

タマチョレイタケは食べられるんですが、本種は残念ながら不食です。
軟らかいと言ってもハラタケ類と比べれば肉質は強靭ですからね・・・。
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