■Peziza vesiculosa (オオチャワンタケ)

■ 2010年04月21日 撮影

初めてここに掲載したのはコイツでした。最初に出会う事ができたチャワンタケ科菌。
ビョウタケとかも似てますが、大きい!最初はドングリの抜け殻かと思いました。
落葉の多い土壌を好み、春と秋に様々な地上に発生します。庭とかにも出ます。
色は褐色が強いクリーム色。大きいし結構独特な色合いですので、分かりやすいかも。

この個体は地面から不朽が進んだ切り株の内部を進み、その上に出ています。
最初は周囲に生えていたのですが、栄養を求めて登ってきたようです。

食欲をそそられるようなキノコではありません。当然ですが食不適です。
ただ、毒成分も含み、図鑑によっては有毒となってるので注意すべきでしょう。

■ 2007年11月17日 撮影

本種も発生期間が長いですねぇ。同じ場所だけど。

■ 2008年04月12日 撮影

流石は春本番のキノコだ!!!やっぱりこの季節がお好きなようですねー。
同じ自生地ですが、茶碗の発達具合が今までに無いくらい素晴らしいです。
全体的にツヤツヤしていて、春を満喫しているのが伝わってきましたね。


■ 2008年04月12日 撮影

ちなみに大きさはこのくらい。大きい個体は5cm超えてきます。

■ 2008年04月12日 撮影

ちょっと面白い個体を発見。木のかなり上の方に生えてました。高さ30cm地点
本種は完璧な地上生の子嚢菌類なので、樹上に生えるのはまず考えられません。
でも実はこれ、幹じゃなくて根。相当古い切り株で内部は完全に腐朽しています。
どうやら菌糸が内部を這い上がり、脆い部分から顔を出したようです。興味深い!
同じ子嚢菌地上生のアミガサタケでも同じ現象が確認されてるようです。

■ 2009年03月21日 撮影

毎年ここに通ってしまう・・・。オオチャワンの固定発生点、毎度おなじみですね。
本当に一年中顔を出しているような気がして来ましたね。オールラウンド素晴らしい!
ただちょっと心配なのがモグラと他のキノコに切り株の周囲が侵されている事。
ヒラタケもこの木に生えてたんですが、発生もオワタようです。見守りたいと思います。
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