■Phaeolepiota aurea (コガネタケ)
■ 2010年10月30日 撮影 雑木林に囲まれた自然公園の遊歩道脇に多数の発生を確認できました。 和名はその名も「黄金茸」。学名「aurea」も「黄金色の」と言う意味の形容詞。 大型な上に派手で、見付けやすいハズなのに、これが意外にも初見でした。 分類上はカラカサタケ科なのですが、コガネタケ属は本種1種のみです。 ■ 2010年10月30日 撮影 拡大してみました。傘も柄も黄金色で表面には同色の粉に覆われます。 写真では雨で流されてしまっているので、触ってみても粉はあまり付きません。 また傘中央部は濃色で、放射状のシワが有ります。これ・・・何かエロくね? 子実体が大型で収量も多く、食用となるので半毒キノコとしておきます。 と言うのも、第一に美味と言う意見と、汗みたいな不快臭と言う意見の両方が存在。 ただ柄の食用価値は高く、調理してしまうとこの臭いは気にならなくなります。 そこまでなら良いんですが、胃腸系の中毒例が有るんです。体質による? そのため食用にする場合は少量から試した方が後で泣かずに住むかも知れません。 ■ 2010年10月30日 撮影 人工林の堆積物が多い場所に大発生してました。本種は腐生菌なので当然ですが。 ■ 2010年10月30日 撮影 ヒビ割れが酷いですが裏側が見やすかったのでパシャリ。キノコらしい姿ですね。 ひだは淡い黄土色ですが、胞子が熟すと色が濃くなり黄土褐色になります。 また柄の上部には大きなつばが有ります。この個体はちょっと小さいかな? 本来つばは淡い黄色なのですが、褐色の胞子が積もる事によりこんな色合いに。 ■ 2010年10月30日 撮影 幼菌です。表面がヒビ割れて見えますが、これは粉の層のヒビ割れです。 そのため指で軽く触るだけで黄土色の粉が指先にベットリ付着するので厄介。 接写しようと近付きすぎて指先とカメラのレンズ周囲に少し粉が・・・。 ■ 2013年11月09日 撮影 見付けた瞬間思いっ切り吹いてしまいました。何だこのアホみたいな大群生。 あまりにも生えすぎてて笑えて来ましたよ。凄いキノコなんですね黄金さん。 こんだけ生えてるならニオイオオタマシメジでも居てくれたら良いのに。 ■ 2013年11月09日 撮影 傘の色がやや彩度に欠けるように見えますが、その通りです。ちょっと控え目。 どうも乾燥していると表面の鮮やかさが落ち、白っぽくなるみたいですね。 それでも遠くからハッキリと分かる派手な黄色い傘は名前に恥じぬものです。 ■ 2013年11月09日 撮影 そう言や綺麗な裏側の写真を撮っていなかったのでようやっとリベンジ達成です。 ひだは熟しているので黄土褐色になっています。周辺はまだ黄土色ですね。 つばにも胞子が降り積もって褐色になってます。肉は淡黄色で結構臭います。 |