■Phaeolus schweinitzii (カイメンタケ)

■ 2017年06月03日 撮影

キノコ探しに行って何度も見かけました。あまりにも一般的すぎる「海綿茸」です。
最大の特徴は傘の表面に粗毛がビッシリ生えている事とこの独特の色合いです。
針葉樹を枯らす害菌として悪名高いヤツ。これが生えた木は倒れやすくなります。
特に本種が周辺に生えたマツは枯らされる可能性が有るので要注意ですね。


■ 2017年06月03日 撮影

色はその個体の成熟度合いによりますが、基本的には黄〜赤褐色です。
古くなると古い油のようにどんどん色が暗くなり、最終的には黒くなります。

説明の必要も無いでしょうが、食不適です。硬いと言うか脆いです。
ちょっと力を加えるとパキパキと崩れます。せんべいみたいな感じ。

■ 2014年07月20日 撮影

何なんだコレは・・・撮ってて自分でも良く分からなくなってきました。

■ 2007年09月03日 撮影

地面から生えているように見えますが、否。埋もれた根から出ています。
幼菌はこのような姿で、色も淡く、触ってみるとやや弾力が有ります。

■ 2009年07月25日 撮影

コレは素晴らしい!!! 見栄えのしないキノコですが、これは違った!
大きなマツの古木に見落としようも無いほどの巨大な個体が生えていました。
色も鮮やかな黄褐色で鮮度も抜群、ダメージもほとんど無い理想的個体ですね。
ただ本種に目を付けられたって事はこのマツの木もそろそろダメなのかも。


■ 2009年07月25日 撮影

今更ですが、本種が「海綿茸」と呼ばれる所以がこの傘の表面の様子です。
見ての通り海綿状で、色も海綿に良く似ています。良いネーミングですね。
ただ個人的には揚げたてのトンカツの衣に見えてしょうがない・・・。


■ 2009年07月25日 撮影

すぐ隣に生えていた、顔を出したばかりの幼菌です。これだけだとサッパリ?
ここまで顕著に表面が毛羽立ったタコウキン類もあまり無いんじゃないかな?

■ 2009年07月25日 撮影

今年は本種の当たり年のようで、フィールドの様々な場所で目にしました。
本種に適した気候だったようで、どの個体も今まで見た物より綺麗でしたね。
ただ本種は害菌であり、あまり蔓延して欲しくないのも事実です。

■ 2012年06月30日 撮影

相変わらずのトンカツ。もうそれ以外の比喩が思い浮かびません。
■図鑑TOPへ戻る