■Phyllotopsis nidulans (キヒラタケ)

■ 2017年04月01日 撮影

最初はあまりに重生していてキウロコタケか何かだと思いました。ビックリ! 立ち枯れた広葉樹の朽木に重なり合うように多数発生していました「黄平茸」。 以前も見た事は有るのですが、乾燥して酷い状態だったので写真を差し替え。 ユニークな特徴を持ったキノコなので、被写体としてはかなり価値が有るかと。

普通はここまで重ならないんですが、春も成長に適した時期なのかな? 本来の発生時期は夏から秋なんですが、寒い時期に見る気もしますし。 あと本種は本郷次雄氏の庭の廃材に出た、と本人が語っておられます。


■ 2017年04月01日 撮影

本種がやたらと愛らしく見えるのは傘の表面に毛が密生し、モコモコしているため。 ただ流石にこの時期は乾燥のためか肉質が締まっておりザラザラした感じです。


■ 2017年04月01日 撮影

ひだは黄色で柄は無いのでひだがいきなり形成されたように見えます。 幹には傘の背面で付いています。しかし密なひだが重なるとカッコイイな!

一応ヒラタケなので食べれそうな感じですが、残念ながら食不適です。 毒性は無いのですが、肉が極めて強靭なので食べると不快な思いをすると。 また若干不快臭を持つようですね。これは流石にどうしようも無いです。

■ 2008年11月09日 撮影

11月の初めでも標高が1500m越えると体感温度2℃の中、唯一見付けた温もり。 コレ以前にも見付けていたんですが傷んだ子実体ばっかで載せれませんでした。 と言うかこれくらいの密度が本来っぽいですね。上の写真は普通じゃないかな?


■ 2008年11月09日 撮影

状態が良く表面の毛も軟らかく指で撫でると心地よい肌触りです。癒されます。 乾燥すると硬く締まった肉質になりますが、この個体群は若く水々しかったです。

■ 2018年01月20日 撮影

地元で地下生菌を探していて立ち寄った沢筋で見覚えの有るキノコを発見。 この時期にこの色のハラタケ型キノコなんてコイツくらいしか居ませんし。


■ 2018年01月20日 撮影

この超絶寒い時期に見る硬質菌以外のキノコってテンション上がりますよね。 傘は特徴的なボサボサ。でもやっぱり本種はパンチラ覗きたくなっちゃいます。


■ 2018年01月20日 撮影

やっぱりこの裏側を見ないと終われません。背着生らしいひだの付き方です。 柄が無いために右上の子実体のようにひだが360度放射状に形成されます。 材の底面に発生した子実体だとこのような感じになることが多いですね。

■ 2018年10月07日 撮影

大台ヶ原で出会いました。もっと晩秋に出るイメージだったので、この時期に見るのは新鮮かも。 あでも大台ヶ原で亜高山帯だから気温的にはOKなのかな?それでももっと遅いイメージですけど。 日差しが強い場所だったので自分の影を利用して撮影。
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