■Pleurotus pulmonarius (ウスヒラタケ)

■ 2017年09月24日 撮影

近所のフィールドを探索中に広葉樹の朽木に生えているのを発見しました。
晩秋〜冬に発生するヒラタケとは異なり、春〜秋にかけて発生する「薄平茸」です。
柵の遙か向こうだったので、望遠で頑張りました。あえて遠景で載せておきます。
2006年に近所でも見たのですが、写真があまり良くないので差し替え完了です。


■ 2017年09月24日 撮影

同じ木の折れた枝にも出ていました。幼菌の段階から既に色が淡褐色です。
このサイズなら無印のヒラタケは黒に近いくらいの濃い色をしてますからね。
ひだは白色で柄に対して少し波打つように垂生するのはヒラタケと同じ。

見た目にも美味しそうに見えますが、大正解です。極めて美味な食菌です。
以前近所の公園で見付けた個体を食べましたが、何と言う爽やかなキノコ臭か!
香りも歯ざわりもGood!肉は柔らかく、味を良く吸うので汁物に最適です。

■ 2009年07月04日 撮影

大台ヶ原は作の中に入れないので三脚を伸ばして全体像だけを撮影です。
傘の色は個体差が有るので、注目すべきは発生時期と傘の厚みですね。
柄がしっかりしたヒラタケに比べ、ウスヒラは明らかに厚みが有りません。
周囲の雰囲気がこんな感じだと写真映えしますね。管理されるだけの事は有る!

■ 2009年07月04日 撮影

ラッキーです。歩道脇に大群生を発見しました!これで裏側が撮影できる!
目の前にご馳走が有るのに我慢するってツライっすね。近所の公園に期待です。
傘は褐色。幼菌なので色が濃いですが、傘が開くと淡くなります。
表面は雨の直後だったためか少しぬめりが。香りを嗅ぐと・・・イイニオイ♪


■ 2009年07月04日 撮影

裏側です。柄がほとんど有りません。本当にヒラタケに似ていますね・・・。


■ 2009年07月04日 撮影

ちなみに発生量はこんな感じでした。・・・近所にこんなの無いかな?
私が廻った逆順路だと幹の反対側なので、良く気付いたものだと感心します。
実は本種は梅雨時の山岳地帯ではとてもありふれたキノコだったりするんです。

■ 2009年07月04日 撮影

本当に近付きたかった!!!ふと斜面を見上げてギョっとしてしまいました。
ド近眼なので遠目では判別できず、持参のモノキュラーで本種と判断しました。
キノコの醍醐味は何と言ってもやはり「大群生」ですよね。見れて満足でしたね。

■ 2006年09月21日 撮影

ちなみに初めて見たのは近所の公園だったりします。凄い良い香りでした。
地面から生えているように見えますが、地面に埋まった木の根に沿って生えています。
ヒラタケも同じ場所に生えますが、ちゃんと分かってるのか出る時期がズレます。

■ 2009年10月03日 撮影

この公園のウスヒラは毎年顔を出すので安心できますね。まだまだ現役です。
初めて発見した時に生えていた切り株はカンペキに他の菌に乗っ取られました。
しかし胞子をちゃんと飛ばしていたようで、少し離れた木に群生を作ってました。


■ 2009年10月03日 撮影

大きい子実体ですが、やはり特徴的なのは傘の薄さですね。
下から見上げると光が透けて見えるのが良く分かります。

■ 2010年09月25日 撮影

深い山の中で今にも倒れそうなくらい朽ちた木に適度な群生を発見しました。
これが恐らく典型的なウスヒラタケなんじゃないかな?とか思っています。
発生時期も傘の厚みも傘の色も、本種の特徴そのものではないでしょうか。


■ 2010年09月25日 撮影

見上げるとキレイに傘が透けて見えます。虫の侵入も見られない良い個体です。
ただ翌日訪れてみると全て採取されていました。20株くらい有ったのに・・・。
少し下った所に集落が有るので、おそらく場所を知られているのでしょうね。

■ 2013年09月23日 撮影

未だヒラタケとの違いがハッキリしませんが、確かに発生時期が違いますね。
ヒラタケならこんな蒸し暑い時期に出るわけないですし、何より傘が薄い!
それにしても良い香り!やはり本種や無印の香りはキノコ界でもトップクラス。


■ 2013年09月23日 撮影

薄いだけじゃなくて薄いですね。あ、色合いだけじゃなくて厚みがって意味です。
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