■Polyporus arcularius (アミスギタケ)

■ 2013年05月03日 撮影

一瞬何かと思いましたね。登山道途中のサクラの落枝にウジャウジャ生えてました。
初見はハルシメジを探して入った古い梅林のウメの落枝に生えていましたね。
和名は「網杉茸」。その理由は裏側を見れば納得できます。一応サルノコシカケ科菌。
表面は褐色で傘は中央が凹み、放射状に濃色の鱗片が散らばるのが特徴です。


■ 2013年05月03日 撮影

裏側です。ね?納得でしょ?要するに「裏側が網状でスギタケっぽい」んです。
裏側は放射状の管孔であり、傘が丸いので何処となくイグチっぽい雰囲気です。
タマチョレイタケ属菌なのですが、どれも良く似てますよー。本種は結構小型かな?

毒は無く、肉質も比較的軟らかいのですが、残念ながら食不適のようですね。
近縁のアミヒラタケは食と言われていますが、本種はどうも美味しくないみたいですね。
ただ引っこ抜いて香りを嗅いでみると、結構いいかほり・・・。一度口に入れてみっか?

■ 2010年06月19日 撮影

朽ちたエノキの切り株に群生していました。去年も同じ場所で見てます。
以前はヒラタケが生えていましたが、最近は不朽がかなり進んでしまいました。
ここの個体群は不思議と小型で色合いがやや淡いのが他の場所と少し違います。


■ 2010年06月19日 撮影

すぐ隣りの子実体をパンチラ。裏側に特徴が有るキノコはローアングルに限る。
ここの個体は傘の周囲の繊毛が顕著。図鑑でもフリンジ状と記載されています。
もしかするとアミスギと言われているモノの中には別種が含まれてるのかも・・・?

■ 2011年05月15日 撮影

雨が降った後だったのでとても綺麗な個体群を見る事ができました。つやつや!
小さい子実体は表面のささくれが剥がれて綺麗な白色の肉が見えてますね。
木材に生えるので、周囲がコケに囲まれてる絵面は珍しいかもですね。

■ 2012年07月22日 撮影

今までで一番綺麗な個体だったんじゃないかな?図鑑で見るような姿でした。
裏側を見たかったんですが生えてる木材が地面に埋めてあるのでムリでした!
ただ本種はもう少し早い時期が旬のキノコ。7月に見たのは初めてじゃないかな?


■ 2012年07月22日 撮影

あまりに綺麗だったのでアップしてみました。適度に乾いて傘が綺麗です。
これだけ傘の模様が綺麗なのは傘のサイズが今までの2倍くらい有るから?

■ 2014年06月14日 撮影

春先のコイツはホントどこにでも居ますねぇ。様々な環境で目にします。
地味なキノコなのですがこの傘の模様と裏側の管孔に惹かれてつい撮影。
傘と柄の有るヒダナシタケ型菌って何故か魅力的だと思うんですよね。
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