■Psathyrella delineata (ハゴロモイタチタケ)
■ 2017年05月06日 撮影 カンムリタケを探して肌寒い川沿いを移動中に見慣れないキノコを発見。 最初は傘のしわからアブラシメジかと思いましたがどうも様子が違う。 その後twitterにて教えて頂き名前が判明しました「羽衣鼬茸」です。 春と秋の気温の低い時期に各種林内地上に発生します。やや稀かな? 以前はニセムジナタケの仮称で呼ばれていましたが、現在はこの和名に。 ■ 2017年05月06日 撮影 傘は褐色ですが、古くなると色が抜けて周辺部から黄褐色に変化します。 最大の特徴は傘がある程度成長しても放射状のしわが残っている事です。 類似種は幼菌時しわが有っても成長すると消えるため、判断基準になります。 また傘周辺に白い綿毛状の鱗片が付着しているのも本属菌らしいですね。 アブラシメジっぽい外見ですが、濡れていても粘性はあまり有りません。 ■ 2017年05月06日 撮影 裏返してみました。ひだは汚褐色。柄は真っ白で下方で太まります。 和名の由来は傘周辺部に垂れ下がる大き白い綿毛状のつばの残骸。 これを「天女の羽衣」に見立てて付けられたのがこの和名なんだそうで。 確かに無印イタチタケとくらべるとしっかりと薄さを保っていますね。 属的に食えるか微毒くらいでしょうけど、今のところは食毒不明です。 ただ柄も傘もボソボソなので仮に食えたとしても価値はかなり低いですね。 ■ 2017年05月06日 撮影 幼菌です。すっごいアブラシメジっぽい。分かる人には分かるハズ! 最初に見たのがこの子実体だったので、傘の少鱗片に気付かなくて・・・。 |