■Russula foetens (クサハツ)

■ 2007年06月30日 撮影

夏から秋にかけて広い範囲に顔を出す常連さん。和名が「臭初」と酷い響きです。
若い時は綺麗なドーム型、ツヤの有る褐色の傘が中々美しいキノコです。
傘には粘性が有り、粒溝線と呼ばれる凹凸の有る特徴的な条線が有ります。
ボリュームも有り、色やツヤもぬめりも好印象なのですが、違う、そうじゃない。

実はクサハツは毒キノコなのです。食っちゃいけません。てか食えません。
多分食べるのは難しいです。「クサ」が「草」ではなく「」なのも理由アリ。
これは「臭い初茸」と言う意味で、その名の通り古い油のような不快臭持ち。
しかも味は辛い。最悪ですね。でも実際に中毒例も有るので食べないように!

■ 2009年07月11日 撮影

久々に傷みの少ない個体に出会えた気が・・・。中々本種とはソリが合わない。
傘は湿っている時は思った以上に粘性が強く、枯葉などがくっ付いてます。
この見た目だと美味しそうに見えるんですが、うん、撮影してる今も少し臭い・・・。
そう言えば今まで綺麗な個体の裏側を撮ってない!表で満足したらイカン!

■ 2010年07月18日 撮影

良い感じの個体群に出会えました!乾燥していたので傘も少し乾いています。
良く見るとまだ開いていないのに傘の周囲にデコボコが現れてきていますね。


■ 2010年07月18日 撮影

やっと裏側を撮影しましたよ。何でいままで完全スルーして来たんだろう・・・。
柄は白色でやや黄色みを帯びる事が有ります。中空なので触ると軟らかいです。
ひだはかなり密で淡黄褐色。所々に褐色のシミを生じるのが特徴です。

■ 2011年10月01日 撮影

クサハツは大型化する個体がたまーに居ます。老菌時に最大になりますね。
傘が開き切り乾燥して条線部が白くなってますが、傘の直径が15cm有ります。
またこの時期になるとニオイがさらにキツくなり、撮影中に不快臭が漂いました。

■ 2012年09月15日 撮影

遠くからでも斜面の上に有るのが分かるくらい巨大な幼菌。間違い無く過去最大!
柄の太さが凄まじく、あと数日で大きく傘が開いた事が容易に予想できますね。
沢筋なので晴れ続きでもある程度お湿りが有るので、傘の粘性が良く分かります。

■ 2015年07月11日 撮影

近所の公園に珍しく無印クサハツが群生していました。あんま群生しませんよね。
モドキは大群生する事が多いんですが、形が似ててもそこら辺違うみたいです。
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