■Stereum hirsutum (キウロコタケ)
■ 2009年02月14日 撮影 まだ雪がちらつく時期ですが、ちゃんとキノコは活動を始めているのですね。 日が差す暖かい森の中、ハッキリと分かったこの時期には不自然な黄色。 和名「黄鱗茸」。その名の通り黄色いウロコタケの仲間です。まんまっすね。 昨年秋に発生した物とは思えないので、この寒さの中、顔を出したようです。 ■ 2009年02月14日 撮影 この個体は古いのかやや褐色気味ですが、個体全体が鮮やかな黄色です。 木の幹に張り付くように成長しますが、ちゃんと傘も展開します(半背着生)。 傘にはウロコタケの仲間らしい独特な同心円状の模様ができます。 表面は少し毛羽立ちます。実はこの傘、四層構造になってたりします。 ■ 2009年02月14日 撮影 コチラは幼菌。まだ傘があまり展開していません。これが「裏側」です。 パッと見は軟らかそうですが、肉は強靭でとてもじゃないけど食えません。 味も何も無いですし、サルノコシカケ食うようなモンだと思って下さい。 ■ 2009年02月14日 撮影 見上げてみると・・・木の幹の割れ目からも無数の個体が顔をだしていました。 周囲を見回すと地面に露出した木の根からも大きな個体が発生しています。 要するにこの朽木の内部を菌糸が埋め尽くしていると言うワケ。凄いねぇ。 ■ 2012年09月17日 撮影 この日一番頻繁に見かけたのは本種でしたね。色も派手なので非常に目に付きました。 感想に強い事と、このフィールドに広葉樹の立ち枯れが多いのが理由でしょう。 ■ 2012年09月17日 撮影 完全な背着生ですね。この子実体良く見るとちょっと面白い形状をしてますね。 何と細いマツの落葉を覆ってるんです。何かイモムシみたいでややキモいです。 下の普通の広葉樹の枝も表面を完全に覆われて珊瑚みたいな形になってます。 ■ 2012年09月17日 撮影 細い枝からその何倍もの広さの半背着生の傘を展開していました。海洋生物みたい。 |