■Suillus granulatus (チチアワタケ)
■ 2010年09月26日 撮影 マツ林で群生しているのを発見しました。とてもやんわりした雰囲気のイグチです。 「乳粟茸」の名の通り、若い個体は管孔部から黄色っぽい乳液を分泌します。 面白いのが傘の表面です。触ると分かるんですが、非常に粘性が強いです。 その強さは一度触ると指を擦り合わせても中々ベトベトが取れないほどです。 ■ 2010年09月26日 撮影 裏はこんな感じです。柄の表面に黄色い細点が密集しているのが分かります。 管孔は透明感が有る感じで直線的。この菌は熟していて乳液は出ていません。 ヌメリイグチに非常に似ていますが、ヌメリに有るはずのつばが有りません。 風味に癖が無い食菌でぬめりのある傘と柄は別々に調理すると良いです。 広く食べられてるキノコですが、体質によっては中毒する事もあるそうです。 また最近の書籍ではほぼ例外無く毒キノコ扱いなので、基本アウト。 一応炒めて食べた事は有るんですが、何とも有りませんでしたけどね・・・。 ■ 2007年06月09日 撮影 えっと・・・今は6月だよね?よね?秋じゃないよね。今からサマー来るよね? 本種の発生時期は夏から秋。発生時期としてはちょっと早いような気がします。 やはりここ最近の気温の高さと雨の多さに感化されたされたみたいです。 大雨の直後なので傘の表面が塗れ、本種の強烈なぬめりが際立ちます。 ■ 2007年06月09日 撮影 昨年の発見時は雨が少ない時期だったため、乾燥した個体が多かったです。 今回は新鮮な個体が多く見られたため、撮影はとても楽しかったです。 と言う訳で裏側をパシャリ。ヨゴレも少なく、良い状態です。 柄は白いですが、中程に黄色い細点が。これ結構判定に役立ちます。 あと柄につばが無いのは前述。管孔は薄黄色です。最初はもっと白いです。 右端に光が反射している部分が有りますが、これが名前の由来の乳液です。 ■ 2007年06月10日 撮影 周りはこんな感じ。写真では分かりませんが、見事にマツの古木を取り囲んでます。 周囲には大量の松ぼっくりと二針葉の落葉が絨毯のように敷き詰められています。 ■ 2007年09月24日 撮影 あー、もうこれは食うしかないですね。人によっては当たる?知るか。 むしろこれは食わなきゃチチアワタケに失礼と言うモノだろうと。 ■ 2007年09月24日 撮影 見よこの見事な乳液を!傘に溜まっています。凄い量ですな。 しかもこの乳液、手に付けると良く分かるんですが、強烈な粘りです。 間違って付けてしまうと、洗ってもすぐには取れないほどギシギシします。 ■ 2007年10月15日 撮影 何時もと違う色合いの個体を発見!褐色と言うより黄色です。別種? いえいえ、ちゃんと裏返してみると柄に独特の斑点が有り、チチアワです。 図鑑を数冊読めば分かるんですが、傘の色にはかなりの個体差が有ります。 え?ヌメリが無い?周囲の草が粘膜にとり込まれてますが何か? 湿ってる時に草がくっ付いて乾いちゃったのね。謎の光景です。 ■ 2007年10月15日 撮影 また発見。同じ場所に同じような群生。ちょっと古かったな・・・。 ■ 2007年10月15日 撮影 生える場所選べよ!!!本種はどこに生える?そうだねマンホールだね! しかもこの下、下水なんだよねー。はぁー・・・流石の俺も食えないな。 ■ 2008年09月06日 撮影 小さな植込みの影に小型の株が列を作って発生していました。大発生です。 今年は発生個体数は多いんですが、大きな個体がちょっと少ないですね。 でも綺麗な個体だったので、数株貰っておけばよかったと若干後悔していたり。 ■ 2011年10月01日 撮影 保湿性が高いためか乾燥した日が続いても負けじと顔を出してくれる種です。 2011年はあまり見れなかったかな?毎年大群生を作って見応え有るんですが。 |