■Trametes versicolor (カワラタケ)
■ 2006年09月09日 撮影 林道に張り出したため切り倒して道路脇に放置された広葉樹の腐朽材。 何年か経ち久々に覗いてみるとやはり居るのは「瓦茸」。またお前か。 個人的に形が整っていて好きなキノコなんですが、やはり色は青が一番!!! 本種は色のバリエーションが非常に豊富で、黒、褐色、濃青色など様々。 様々なフィールドで見かけましたが、なぜか写真を撮ってしまいます。 ■ 2006年09月09日撮影 傘は同心円状の環紋を持ち、この個体群は全体が濃青色の美しいもの。 他にも黒い物や茶色い物も有りますが、周辺部は白いのが普通ですね。 裏側は白色の管孔。肉質はかなり頑丈で乾くとその硬さはまさに革質。 一般的な菌ですが、強力な抗がん物質を含み、薬用としても使用されています。 しかし同時に毒成分も含むため素人が安易に服用するのは危険です。 現在は薬効も疑問視されているため、摂取しないのが無難と思われます。 ■ 2006年10月13日 撮影 地面に埋まった朽木から生えていました。白い管孔部が良く目立ちます。 この個体は以前見付けたモノより傘の茶色い部分が広いです。 ■ 2006年10月20日 撮影 里山を探検中、林道脇の切り株から発生しているのを何度も見付けました。 もう見慣れたキノコではありますが、青色タイプは撮ってなかったので。 傘表面が明らかに紺色をしています。また違った雰囲気で良いですね! ■ 2006年12月06日 撮影 予想はしていましたが、やっぱり有りました。この時期は結構綺麗な個体が多いな。 恐らく雨が少なく、露の水分で成長してるので傘が痛まないんでしょうね。 今まで見た中で最も青色が強く、かつ綺麗に出ていたので撮影。う〜む美しい! ■ 2006年12月06日 撮影 こちらも見事な色合いのカワラタケさんです。この模様、芸術的だと思いません? 白、黒、茶、灰、4色とその濃淡が織り成す見事な年輪模様です。 表面はややビロード状かな?光を微かに反射していて何とも魅力的です。 こう言う個体差の大きい種は色違いとかを探すと面白いですね。 ■ 2007年09月01日 撮影 そう言えばあれから何度も見ていたのに写真を撮っていなかったカワラさん。 本種も硬質キノコとは言え、雨が降らないと美しく水々しい姿は見せません。 あと、俺はモノクロが好きなんです。それだけなんです。 久し振りに良い感じの白黒個体群を見たので撮らずにはいられませんでした。 ■ 2007年09月03日 撮影 少し分け入った雑木林。やはり人の居ない場所のキノコは生き生きしてる! ここのカワラは白、黒、褐色、蒼の4色構成と言うカラフルさ。 上の方に写っている個体は360度ぐるりと傘を伸ばしていますね。 ■ 2007年09月24日 撮影 やはり花びらのように多方向に傘を伸ばしたカワラタケは美しいです。 傘は黒くても周囲が白いので、一枚一枚の区別はちゃんとできる。 この個体群はまだ若く、触るとちょっと軟らかくて萌えでした。 ■ 2008年05月05日 撮影 とある渓谷の岩場で発見。遊歩道から斜面を5mくらい降りました。 苔生した岩場に倒れた倒木一面を覆いつくすように生えていました。 何と言いますか、良く見かける姿なのですが、不思議と野生を感じますね。 風景も見事なまでの「深山」なので、それとあいまってますます良い雰囲気。 ■ 2009年11月14日 撮影 今までで一番ユニークな形状だったのではないでしょうか?色は白黒ですが。 細かな傘が全方向に、かつ多段に張り出し、まるで大きな黒い花のようです。 と言うかこうして見ると結構良い写真多いですね、カワラ。やっぱ好きかも。 |