■Tremella fuciformis (シロキクラゲ)

■ 2014年06月08日 撮影

周囲の方が普通に見ていると言うのでずっと会えずに焦っていた種だったりします。 和名「白木耳」。キクラゲ類ではありますがキクラゲとは異なりシロキクラゲ属です。 梅雨時〜初夏に広葉樹の落枝などに発生します。良い写真が撮れて差し替えです。

実は本種は枝に生えている黒いクロコブタケに寄生していると言われています。 確かに本種の名前で画像検索をかけると笑えるくらい一緒に写っています。


■ 2014年06月08日 撮影

肉はゼラチン質で無色。半透明で軟らかいかと思いきや、肉はしっかりしてます。 湿時はこのように軟らかいですが、乾燥すると縮んで膠のように固くなります。 色が着いていないため透明感に磨きがかかり、非常に美しい外見ですね。 ちなみに本種はキクラゲとは異なり裏も表も子実層面だったりします。

美味しそうな外見よね?、大当たりの食菌です。味はあまり有りませんが。 中華料理に用いたり酢の物にしたりデザートにしたり・・・用途は様々なようです。

■ 2013年06月15日 撮影

コチラが初めて発見したシロキクラゲ。ちょっと写真写りが悪かったかな? ちなみに右手の黄色いヤツは本属の基準種であるコガネニカワタケです。 稀に脱色したコガネニカワが本種そっくりだったりするので注意が必要。


■ 2018年05月19日 撮影

長い間良い発生状態に出会えなかったのですが、久々に来ました。 土砂降りの中での探索でしたが、キクラゲ類にはこれくらいがちょうど良いのかも。

■ 2018年05月19日 撮影

本種が寄生しているとされるクロコブタケと綺麗に並んだ一枚。

■ 2018年05月19日 撮影

遊歩道を整備するために落とされた枝が積まれた場所に大発生していました。 ただ肉質の関係かゴミを多く付着させてしまうようで、綺麗な子実体が意外に少ないのが悩みどころ。 下手にクリーニングしようとすると子実体が簡単に傷んでしまいますし。


■ 2018年05月19日 撮影

その中でも比較的綺麗だった子実体を拡大です。 本種は本来真っ白なのですが、デジカメで撮影すると全体的に青っぽく写ってしまいます。 真っ黒や真っ白のキノコで多く見られる現象ですが、どうも空の色を反射してしまうみたいですね。 本来は中心部が少し肌色っぽい色合いを帯びてるんですけどね。
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