■Tremella pulvinalis (シロニカワタケ)

■ 2015年04月12日 撮影

子嚢菌類探索中に広葉樹の枝に鼻水みたいな妙な付着物を発見しました。
これは図鑑で見た事が有りました。キクラゲ型の和名「白膠茸」です。
雨の後の晴れ間のせいで、これは乾時と湿時の中間的な状態ですね。
こんな地味な外見ですが本種は現在の所日本特産種なのだそうです。

同じ和名で種小名未決定の別種が存在するみたいなので一応注意。


■ 2015年04月12日 撮影

全体的に白色かやや肌色を帯び、表面は著しい脳みそ状になってます。
水分を吸うと膨らみ、透明感が増します。膨張率はあまり高くないかな?
シロキクラゲ属菌なので、やはり形は違えど質感は良く似ています。

食菌の多いキクラゲ系ですが、本種は食毒不明か食用価値無しです。
材に入り付くように発生するので採るのも大変ですし放置が良いでしょう。
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