■Lactifluus sp. (チチタケ属 No.001)


■ 2013年08月08日 撮影

毎年観察会で訪れる登山道の道の上に生えていた見慣れないチチタケの仲間。 最初は傘の色合いからウスイロカラチチタケかと思ったのですが何か違うような。 で、この和名でネット検索すると全く同じことをお考えの方のブログにぶち当たりました。 ハイ不明種決定です。シイやカシなどの雑木林に出る菌根菌と思われます。

属名をチチタケ属にするかカラハツタケ属にするか迷いましたが、 少なくともチチタケ側の種だと思われますのでチチタケ属で良いと思います。 ちなみに「ウスイロカラチチタケ」で画像検索すればすぐにどこのブログ様かは分かると思います。 まぁ「吉○川だ○り」様と言えば流石にキノコ屋さんは分かりますよね・・・。


■ 2013年08月08日 撮影

傘は褐色濃色の斑紋があります。別に汚れてるワケじゃないですよ。 どうやら肉や乳液に赤変性があるらしく所々に赤っぽい斑点が見られます。 ここまでならウスイロとしてしまうトコでしたが、裏側を見てビックリしました。


■ 2013年08月08日 撮影

なんとひだが異様に疎で橙褐色。柄の部分で色がくっきり分かれています。 乳液は白色でピリッと辛味があります。放っておくと赤変するみたいですね。 このひだの色と極端に隙間の開いたひだが印象的で思わず撮影した次第。

辛味がありますし、不明種以前に食不適だと思います。 また辛味を持つチチタケ属には有毒種も多く、食べないほうが良いでしょうね。 それ以前に全体的に大きさのワリに軽く、薄くてボリュームに欠けます。
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