■Nectria sp. (アカツブタケ属 No.001)

■ 2017年10月18日 撮影

地元でキノコ狩りをしている時に倒された広葉樹の朽木に見慣れぬキノコ。
最初は変形菌だと思ったんですが、マクロで撮影したら子実体に違和感が。
良く見ると先端のようなものが・・・これは頂孔?子嚢殻!子嚢菌類だ!
ただこの時はあまり気にせずサンプル採らず帰っちゃいました。俺の馬鹿!

調べたところアカツブタケ属の一種と判明しましたが種小名までは分からず。
一応「N.peziza」に酷似していますが、表面の毛の様子が異なっています。


■ 2017年10月18日 撮影

発生状態はこんな感じ。微細ですが集中しているので良く目立ちます。


■ 2017年10月18日 撮影

子実体はオレンジ色。直径は1mmも無い極めて小さな子嚢菌類です。
この内部に子嚢が有り、ポチッと見えている頂孔から胞子を噴出します。
「N. peziza」は表面が無毛ですが、本種は明確な毛を有しているのが相違点。
その他の外見的特徴は色を含めて酷似しているのですが・・・何者だろうか?

前述の通り極めて小型のため食用価値無しです。そりゃそうですよね。
ただ子嚢菌類は特殊な物質を生成する種も有るので無闇に摂取せぬように。
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